概要
東洋の神秘の国チョンモ出身の王子。外見は白い胴着を着用し、髪の毛は辮髪。
礼儀正しくストイックな性格柄、女性、特に故郷ランマの女性からモテているらしい。
「ム」の試練（後述）を積んだ為か能力は高く、物理攻撃・PSIに長けている。
味方で唯一PKスターストームを習得できるキャラである。
更に「へんしん」をすることで敵に化けることも可能なキャラである。
しかし東洋人のせいか西洋の料理に不慣れであり、他3人と違い回復量が大幅に下がる。
だが修行の成果なのか、「みず」「たかいみず」で他3人よりPPが大幅に回復する。
PP回復アイテムが希少なこのシリーズで、上記アイテムは購入できる数少ないPP回復手段であるため、
戦闘や回復のPSIを惜しみなく使っていける強みがある。
反面装備できる武器防具は限定されており、
防具は「おうじゃのマント」「おうじゃのうでわ」「おうじゃのバンダナ」のみ装備可能。
武器はヨーヨーやスリングショットは装備できるが、逆に攻撃力が下がってしまう。
唯一攻撃力を上げられるのは、「おうじゃのつるぎ」だが、他の「おうじゃ」シリーズと違い、
スーパースターマンのドロップアイテムでしか入手できない。
スーパースターマンはイベントを終わらせると出現しなくなり、出現している段階でもドロップ率1/128である。
多くのプレイヤー達が血眼になってスーパースターマンを狩りまくっていたのはいうまでもないだろう。（そのため、気が付いたらネス達のレベルが最大の９９になっていたというプレイヤーも少なくない。）
「ム」の試練
プーがメンバーに合流する前に発生するイベントであり、言わば精神を集中させ、心を無にする修行。
老子やファンの女の子達の邪魔を無視し、心を無にしている状態で
しばらくしていると先祖の霊が現れ、最後の試練を課してくる。
その最後の試練というのが…
足を折る→腕を千切る→耳を千切る（ご丁寧にここでBGMが切れる）→眼を潰す（ご丁寧にここで戦闘画面がブラックアウト）→心を奪う
勿論、全ての問いかけに「はい」と答えないと失敗する。
また、試練といえども通常の戦闘シーンであるため、「はい」と答えるたびにダメージを受ける。しかも効果音がやたらとリアル。
そのため、その焦りから無が途切れてやり直しになったプレイヤーは多い。
いきなりそんな事言われちゃ普通誰だって心が乱れてしまうものである。
ムーンサイドといい、MOTHER2は強制イベントの演出が黒い。
ネスのマジカントと同じく最後の試練に起きた数々のおぞましい出来事はプーの精神世界の中での出来事と思われる。実際に試練を乗り越えた際や失敗した場合に実際は身体はなんともなっていない。
いわゆる『無の境地』というものを描いたものだといえる。
余談ではあるが、お釈迦様ことブッダ(ゴータマ・シッダルタ)が悟りを開く際にあらゆる邪念(煩悩)に惑わされずに悟りの境地にたどり着いた言い伝えをモチーフにしたものと思われる。
関連イラスト
