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九九式襲撃機の編集履歴

2016-05-15 10:17:53 バージョン

九九式襲撃機

きゅうきゅうしきしゅうげきき

日本陸軍の要求により開発された対地直協機で、性能そのものは低いものの、低空での扱いやすさや運動性に優れる。900馬力級エンジンにしては搭載力も頑張っており、小型爆弾を大量に搭載して地上軍支援に奔走した陸軍航空隊の影の実力者。型番はキ51、米軍コードネームは「ソニア」。

「襲撃機」とは

1938年(昭和13年)、参謀本部より定義された「低空・超低空専門の対地攻撃機」であり、最初から地上軍支援のために開発された、陸軍航空隊ならではの機種となっている。低空を低速で飛行するということは、もちろん対空砲火の脅威も見積もっておく必要もあり、この九九式襲撃機ではエンジンやコクピット等に6mmの防御装甲を仕込んでいる。


襲撃機は軽爆撃機とも差別化(目的別)が明らかで、スピードと航続力が求められた軽爆撃機に対し、襲撃機では低空での取り回しと防御力が優れている。搭載力は両方ともあまり重視されず、これは海軍ではより重い魚雷を搭載する事との違いを、メーカー側に意識させての事だろう。もちろん海軍における「陸上攻撃機」の定義とも違ったものとなっているが、呼び方の違いは単純に縄張り争いの結果と思うべきである。


襲撃機の戦術的な使い方

主だった使い方も、現代におけるCAS(近接航空支援)に相当するもので、これも低空を低速で飛行するからこその用途である。


武装

武装は左右主翼内部に固定された7.7mm機銃が1丁ずつ、後期には12.7mm機銃(一式戦闘機と同じもの)に強化された。搭載力は最大200kgで、50kg爆弾4個か、専用ラックを装備したうえで10kg爆弾を12個搭載できる。しかしこの専用ラックがまた重くて空気抵抗も大きそうな代物で、搭乗員にとっては搭載数は少なくなるものの、投下後にラックがデッドウエイト化しない50kg爆弾のほうが人気があったのではないだろうか。(見栄えはするのだが)


後席員にも受け持ちの7.7mm機銃が用意されている。

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