「どうせ、逃れられはしないのだから。永遠に、永遠に。」
概要
ゲーム「魔法使いと黒猫のウィズ」に登場するキャラクター。
英語版によると名前の綴りは Hakua Deathscytheである。
比較的古参の精霊であり、通常版は2015年3月31日にレジェンド進化した。
リヴェータを主人公にした期間限定イベント「覇眼戦線」では本編に登場しないが、同イベントのキャラクター「ヤーボ・ブラックモア」のバックストーリーにて、〈冥界の死神〉として登場しており、事件の黒幕であることを匂わせる描写がなされていた。
イベント「覇眼戦線2 はじまりの眼」にも登場し、限定精霊としてガチャで登場した。
ストーリーでは最終進化のイラストが採用されており、黒っぽい鎧、大きな鎌、灰色の髪、へそ出しが特徴。口調は敬語で、丁寧な喋り方をする。所属は冥界であるが、あらゆる異界に出没する。
ちなみに、死界の〈死喰〉、イザヴェリ・ヘイズと面識があるようだ。
覇眼戦線の異界で魔法は亜人しか使えないことから、「キミ」(黒猫の魔法使い)が"別のところから来た"者であることに気づいた唯一の存在でもある。
なお、魔法使いと黒猫のウィズにおいて、死神と名称のつく精霊の種族は魔族であることが多いが、ハクアは全て戦士である。
ギンガ・カノンと因縁があるようだが……
第三回黒ウィズ精霊グランプリでは【女性精霊部門】第73位(403,375票)。
ちなみに、「覇眼戦線2」よりも前のストーリーではGW限定のイラストが採用されている。
CV.原由実(「覇眼戦線2」~)
バックストーリー
クリスタルガチャ版
いくつもの異界を自由に行き来し、咎人を冥府へ誘う断罪者--
冷酷な表情と直情的な正義を併せ持ち、
数々の異界を旅しながら、己が正義に忠実に、淡々と執行を行う。
その攻撃力は並の精霊で太刀打ちできるものではなく、
彼女の断罪を止められる者は事実上ないでしょう。
孤独な旅路の果てにたどり着くのは、安寧の地か、それとも……?
覇眼戦線 外伝 ~ヤーボ編
……そろそろか。
なんとなく、そんな気がしていた。
グラン・ファランクス拠点──ヤーボの私室。
皆が寝静まり、夜が真の闇を連れてきた頃、
ヤーボは眠りもせず、部屋に立ち尽くしていた。
予感がしたのだ。
"彼女"が来る。そんな予感が。
果たして、その予感は正しかった。
……それで、進捗はいかがですか、ヤーボ
女が、目の前に立っていた。
漆黒の衣を身に纏い、深い死の匂いをさせた女。
いつの間に現れたのかもわからない。
気がついたときには、目の前にいた。
そして──気がついてしまえば、その冷厳を極める存在感に、
全身から冷や汗を噴き出さずにはいられない。
順調です、何一つ問題はありません。
……多少の計画の変更はありますが
計画の変更……?
イレの娘が、煌眼を発現させました。
……だから何だと言うのですか。
奴の眼は危険です。
我々の抱える覇眼ではすべて上書きされてしまう。
繰り返させないでいただきたい。
だから何だと言うのですか。
女が、手にした鎌を地面に向ける。
ジワリと空気が重くなり、
次の瞬間、そこに漆黒の穴が開いた。
光も心も勇気も慈悲も──
何もかもを呑み込むような、暗く、深い、穴が。
その穴そのものであるかのような声音で、女は告げる。
目覚めたならば、眠らせれば良い。
永遠に、永遠に。
……御意。
それ以外、どんな言葉を返しえただろう。
言ったときには、既に死の匂いと漆黒の穴は消え、
元の静謐な夜が戻ってきていた。
冷や汗でべったりと濡れた服が冷たい。
ヤーボは、恐る恐る、細く長い息を吐く。
つくづく無理難題を仰る方だ。
煌眼は本当に想定外の存在だというのに……。
──あの目。
赤く、夕日のような瞳。
しかしそれは黄昏の色。沈みゆく夕日の色だ。
その先にはすでに闇しかない。
あの時幼いリヴェータを始末さえしていれば、ここまで事態がこじれることもなかったものを。
土壇場での甘さは、父親譲りということか。
この手を汚すときが近いかもしれない、とヤーボは思った。
あの日の、あのときのように。
なんのためらいもない。
自分は、そうするために存在しているのだから。
すべては我が主……。
〈冥界の死神〉と、"右眼"を持つ"ゲー"のために。
ステータス
クリスタルガチャ版
- 最終進化:L 咎魂の断罪鎌 ハクア・デスサイス
- 属性:水
- 種族:戦士
- コスト:36
- 最大HP:2491
- 最大攻撃力:3301
- アンサースキル:黒き旋風のダージュ
5チェインで敵単体へのダメージアップ(450%)→敵単体へのダメージアップ(450%):レジェンドモード時
- スペシャルスキル:覇技・喰魂凍滅斬
<自己犠牲魔術>MAXHPの50%を使い敵全体へダメージ(260%⇒330%:レジェンドモード時)
GW2015限定版
- 最終進化:更なるL 誅戮の告別者 ハクア・デスサイス
- 属性:水・雷
- 種族:戦士
- コスト:52
- 最大HP:5388
- 最大攻撃力:3343
- アンサースキル:幻葬のアンセム
3チェインで水・雷属性の味方の攻撃力をアップ、複属性が雷属性だとさらにアップし、戦士はさらにアップ(30%/80%/110%⇒60%/110%/140%:レジェンドモード時)
- スペシャルスキル:惜しみなく惨禍を
<ブースト>8ターンの間、味方のMAXHPを毎ターン10%消費し、味方の攻撃力をアップ(150%→200%:レジェンドモード時)。さらに極稀にクリティカル
覇眼戦線2ver.
- 最終進化:L 咎よ惨禍に散れ ハクア・デスサイス
- 属性:水
- 種族:戦士
- コスト:47
- 最大HP:3165
- 最大攻撃力:5897
- アンサースキル:深く冥い闇の世界へ
4チェインで敵全体へ分散攻撃(450%⇒550%(レジェンドモード発動時))
- スペシャルスキル:支配と誅戮のファンタズマ
<割合削り>スキル反射を無視し、敵単体のHPを15%減少させる
→スキル反射を無視し、敵単体のHPを25%減少させる:レジェンドモード時
カノンとの関係
※イベント「覇眼戦線2 はじまりの眼」のネタバレを含みます。
「よもや同じ人間を2度殺す機会が訪れようとは――。」
かつて「剣聖」と呼ばれたギンガ・カノンを討ったのがハクアである。カノンのバックストーリーから人を斬りすぎたため彼女は殺されたようだ。
しかし冥界に囚われていたはずのカノンは蘇り、覇眼というある種の「呪い」を広げていく。「覇眼戦線」の元凶がカノンであり、ハクアはカノンが広げた覇眼を刈る為にリヴェータ・イレやルドヴィカ・ロアの元へ赴くことになる。
その後ついに彼女達は出会ったが、未だ決着はついていない。