「力はないが、知恵はある。レオを騙すんです。レオを地球の外に連れてって、料理しましょう」
データ
別名: | 円盤生物 |
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身長: | 1.9~61メートル |
体重: | 84キログラム~2万3千トン |
出身地: | ブラックスター |
概要
ウルトラマンレオ第50話「レオの命よ! キングの奇跡!」に登場した円盤生物、「星人ブニョ」とも。
連戦連敗のブラックスターから自らやってきた円盤生物。ただし、自身は宇宙人と名乗っており、円盤形態も取らない、自我が強いなど、かなり異色の存在。そのため「円盤生物」の枠に入るか、ファンの間でも意見が分かれている(一応「恐怖の円盤生物シリーズ」での登場なのだが、「番外編」的な位置づけと言える)。
ブラック指令もその存在は知らなかったようで、見るからに弱そうな外見から思わず「帰れ帰れ」とダメ出ししたほど(そもそも最初から呼び出してさえいないので、この点でも異色)。
しかしその実力は見てくれほど低くはなかった。「力はないが知恵はある」と自らうそぶく通り、周到に狡猾な罠をしかけ、ゲンを呼びつけて冷凍化。ブラック指令と共謀し、宇宙ノコギリでバラバラ死体にしてしまう。知性派故に機転も利くようで、レオ復活後の戦闘でも、口からオイルを吐いてレオを滑らせて苦戦させる等、見かけ以上の善戦を見せる。
最後はレオキックで首を刎ねられて絶命したが、初回から負け続けても、死ぬことは一度もなかったレオを完全に絶命させたという点や、その後の善戦振りから見ても、円盤生物の中では最強の一角と言える。
この回の次が最終回で、“最強最後の円盤生物”のふれ込みでブラックエンドが登場するが、人質を取り戻されるとあっさり倒されるという、とんだ看板倒れぶりであり、ブニョこそが真のラスボスと言っても嘘にはならないだろう。
裏話
ブニョの人間体を演じたのは蟹江敬三である。ブラック指令を演じた大林丈史は、それまでは登場してもほとんど他の登場人物との掛け合いがなかった為、この回はレオのバラバラシーンなどでは、ブニョと一緒になってかなりノリノリで演じたと語っている。余談だが、演じた蟹江敬三は二年前に怪獣にされる青年を演じている