花菱烈火
はなびしれっか
概要
CV:岡野浩介
喧嘩の強い高校1年生。
16才。血液型O型。
父親は花火職人の花菱茂男だが、母親は茂男から早逝したと聞かされている。
正義感が人一倍強いが、熱くなりやすく冷静さにやや欠ける、いわゆる熱血漢。
また生粋の忍者オタクで、同好の志を見つけると話が止まらなくなる。
勉強は全くできないが、唯一、日本史に関しては忍者フリークゆえに真剣に取り組んでいる。特に戦国時代については、忍者関連に繋がる内容についてかなり詳しい。
また家が花火職人なので、烈火も茂男の技を盗んでお手製の打ち上げ花火を仕込むことができる。
短気で時に子供っぽいところもあるが、知人や友人を誰よりも思い信じ、また物語が進むにつれて大抵のことで動揺しない肝と器を育てていった。
「裏武闘殺陣」ではチーム火影の大将を務める。
茂男の影響か女の子には意外に気遣いが細かく、また紳士的な顔立ちも整っているので女子に人気があるのだが、本人には自覚がない。
実は赤子の時、陽炎の「時空流離の術」によって戦国時代から現代に流されてきた、炎を出す力を持つ火影一族の炎術士である。
当初、突如自身の母である事を明かした陽炎を実母である事を信じられずにいたが、麗の刺客の凶刃から陽炎が身を呈して烈火を守り負傷した事を機に母親である事を実感してから慕うようになった。
なお、烈火は幼少の頃から母親は死んだと聞かされて育っていた。
炎術士として炎を操る力を持ち、またそれを利用して自宅の花火工房からくすねてきた“星”(丸薬として形成した花火用の火薬)を着火して炸裂させるという、忍者らしい戦法も得意。
基本的には炎を纏った拳でのド突き合いが主戦法。
初期の頃には、ファングッズの忍具を利用する場面もある。
右腕の手甲は炎の力を制御するための封印具であり、かなり頑丈で烈火もこれを防御に使用することがある。
炎の型「八竜」
炎術士の力の根源とされる、獣の形をした力の具象体。
烈火のそれは八尾の火炎の龍であり、しかもそれら全てが個々に意思を持っているという規格外なもの。
紅麗の館で逆転の賭けとして手甲を外した際、初めて召喚した。
その後、火影の隠れ里で陽炎が襲われた際に、弐式「崩」が気まぐれに力を貸したことから、裏武闘殺陣への特訓として彼ら八竜の力の習得を目指すようになる。
壱式「砕羽(さいは)」
鶏冠の様な一本角と八つの目を持つ火竜。
比較的温厚で協力的。崩とともに最初に烈火に力を貸した。
型は腕から垂直に伸びる炎の刃を形成する。
弐式「崩(なだれ)」
大きな目と裂けた短い顎をした典型的な龍の姿をした火竜。
八竜では最も烈火に協力的。砕羽とともに最初に烈火に力を貸した。
型は炎を複数の弾丸にして打ち出す。
参式「焔群(ほむら)」
四つに割れる嘴のような十文字の顎を持つ火竜。
裏武闘殺陣の一回戦にて、烈火を認めて力となった。
型は炎の鞭で、中距離からの攻撃を得意とするが、手に巻き付けて拳の威力を高めることも可能。
肆式「刹那(せつな)」
嘴の様な顎をもつ顔の無い火竜。
裏武闘殺陣の二回戦で、烈火の感情の高ぶりに呼応して力を貸した。
型は「瞬炎」といい、普段は顔の中央に隠れている巨大な単眼が開き、敵味方なく目を合わせたものを一瞬で焼き尽くす。
伍式「円(まどか)」
角の無い三つ目の火竜。
裏武闘殺陣の三回戦で、烈火が音遠を水鏡の放った「氷柱舞」から保護するために咄嗟に使用し、それ以降協力するようになった。
型は炎の珠を点として展開する多面体の防御結界。
睦式「塁(るい)」
爛れた肌と長い髪を持つ火竜。
裏武闘殺陣の準決勝で、火車丸の偽八竜に苦戦する烈火に協力し、力となった。
炎の型は烈火の創造したものを炎で具象化させる「幻炎」。
漆式「虚空(こくう)」
短い顎に単眼と逆立った鬣を持つ火竜。
火竜の中では最古参に辺り、その参謀的な位置にいる。裏武闘殺陣の決勝戦にてその全容を現した。
炎の型は、炎そのものを熱エネルギーのビームとして発射する八竜最大の攻撃型。
捌式「裂神(れっしん)」
日本の角と鶏冠のように生えた長い鬣を持つ火竜。
八竜の長であり、通常の召喚では決してその姿を現すことはない。
そして炎の型も最終決戦に至るまで秘匿され続けた。