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艦これ仕掛人の編集履歴

2016-09-10 22:18:07 バージョン

艦これ仕掛人

かんこれしかけにん

必殺仕掛人を元ネタとする、艦これ小説

晴らせぬ恨みを晴らし


許せぬ人でなしを消す


いずれも人知れず、仕掛けて仕損じ無し。

人呼んで……〔仕掛人〕


ただしこの稼業、江戸職業づくしには、載っていない……


(必殺仕掛人オープニングナレーションより)



概要

ピカリーノ1234による艦隊これくしょんの二次創作小説。

艦これ×必殺仕掛人というコンセプトで展開される、艦これ必殺シリーズの一つ。

特徴は、仕掛人・藤枝梅安や鬼平犯科帳といった池波正太郎作品の世界観を色濃く表現したハードボイルドテイスト。厳格な掟に基づいて対象を始末する、殺し屋の生き様を描く。

原点となったのは仕掛人・藤枝梅安の他に、殺しの掟、鬼平犯科帳など。



登場人物


仕掛人

輝梅安

第13鎮守府の2代目司令官。階級は大佐。年齢は35歳。

ベテランの仕掛人で、矢矧ら阿賀野型を取りまとめる仕掛人一味の筆頭。大柄で、無類の女好き。

海軍軍人でありながら、鍼灸など様々な医術を駆使する、腕の確かな医者。提督としての執務と同時に、自身の軍医としての経歴を生かして、入渠施設において艦娘のケアもしている。

殺しには太さ数mmの殺し針で相手の急所を突き刺す。モデルは藤枝梅安。

モデルは藤枝梅安。



矢矧

第13鎮守府第1水雷戦隊旗艦。輝梅安の部下であり、主役の仕掛人の一人。

提督の梅安が鎮守府を留守にする際、彼女が留守番を担当することがある。

笹笛を吹きながら、相手に「仕掛人、軽巡矢矧」と名乗ってから長ドスで相手を斬り裂く。正々堂々、真っ向勝負を挑むことが多い。

モデルは西村佐内。



阿賀野

第13鎮守府第4水雷戦隊の旗艦。梅安配下の仕掛人。

梅安にとっては陸戦隊時代からの古い付き合いで、大がかりとなる仕掛で多人数を仕掛ける場合に助っ人として参戦する。

殺し技は吹き矢で相手の急所を射抜くもの。使う吹き矢の形状は『必殺!三味線屋・勇次』に登場する仕事人の元締、伝兵衛が使用した吹き矢に近い。

モデルは彦次郎。



能代

第13鎮守府の〔華の二水戦〕こと第2水雷戦隊旗艦。梅安配下の仕掛人の1人。

阿賀野と同じく、大掛かりの仕掛の際に助っ人として参戦。スニークキル特化型の梅安と阿賀野の間を埋めるために、斬り込み要員として矢矧と組んで仕掛に臨む。

剣士系の仕掛人だが、矢矧とは違い、打刀と『兜割り』という短刀の二刀流。

モデルは『助け人走る』の中山文十郎。



山本半右衛門

2年前に海軍を退役し、鎮守府の近くにある自宅を改築して、小さな料亭〔音羽屋〕を開いている退役軍人。第13鎮守府の初代提督。

外見は60半ばの初老の紳士であるが、実年齢は45歳で、梅安とは10しか離れていない。

かつては『鬼の半右衛門』と恐れられていた凄腕の仕掛人で、現在は仕掛人の元締めを務めており、〔起こり〕と輝梅安を含めた仕掛人を繋ぐ〔蔓〕となる。

モデルは音羽屋半右衛門。



日進、春日

春日型装甲巡洋艦をモチーフにした、オリジナル艦娘。半右衛門配下の密偵で、通り名はそれぞれ〔おひろめの日進〕、〔油紙の春日〕。



海軍警務隊


長谷川源蔵

江戸寛政の頃に盗賊達から〔鬼〕と恐れられた、火付盗賊改役・長谷川平蔵宣以の末裔にして、現長谷川家当主。青年時代は〔キス島の源〕の異名で深海棲艦から恐れられた。

現在は第7鎮守府の司令官であるが、同時に本土近海における海賊行為や密漁、テロ行為及びブラック鎮守府の取り締まりを行う警察組織〔海軍警務隊〕の長官でもある。

裏の世界でも顔が広く、かつて裏社会で名を馳せた盗賊などが彼の密偵となっている。

仕掛人に協力的な人物で、仕掛けの後処理や情報提供など、彼らを支援することが多い。



相模のレ級

推定年齢は人間基準で65歳。海軍警務隊の古参密偵。

かつて北方海域に巣食っていた流れ者の深海棲艦で、かつて〔キス島の源〕と呼ばれていた若き日の源蔵と、何度か死闘を演じた仲である。 それより20年近く経た今現在では、海軍警務隊の長官となった源蔵の密偵として働いている。

体格が小柄であることを生かした潜入捜査や盗聴を得意とする。

モデルは相模の彦十。



七化けの駆逐水鬼

かつて太平洋で縦横無尽に盗み働きをした空賊集団〔雲霧組〕の引き込み役。

御頭である仁左衛門の命なら、国会議員から社長秘書、果ては老婆まで何にでも変装し、それを完璧に演じられることからそう呼ばれた。

10年前に雲霧組が解散すると空賊業からは足を洗ったが、2年前に仁左衛門と一緒の所を源蔵に声をかけられ、密偵としてスカウトされた。

第3話相当の『其の参』では囮のために、陽炎型駆逐艦17番艦『萩風』の脱走艦娘に化けた。

モデルは七化けのお千代(長編時代小説『雲霧仁左衛門』の登場人物)とおまさ。



十四代目雲霧仁左衛門

江戸享保年間において活躍したといわれる伝説の盗賊〔雲霧仁左衛門〕の末裔。

かつて一部の不平艦娘や流れ者の深海棲艦を引き連れ、〔雲霧組〕という空賊を立ち上げ、太平洋を縦横無尽に暴れまわった。

殺生を好まず、襲う船も一部の悪徳政治家や悪徳軍人と癒着していた企業の船に限っていたので、一時期は〔義賊〕とまで呼ばれた。

〔雲霧組〕を解散してからは足を洗い、料理屋『五鉄』を開いて余生を過ごしていたが、訳あって源蔵の密偵となり、海軍警務隊の密偵達を統率する〔密偵頭〕という役職に就いている。

モデルは大滝の五郎蔵。



関連タグ

艦隊これくしょん


艦これ小説



余談

作者のTwitterによると、当初の計画案では梅安、翔鶴、瑞鶴、半右衛門のメンツでやる予定だったが、艦これ必殺仕事人で登場することが分かり、被りを防ぐために代役として阿賀野型が選ばれたとのこと。


また、本来輝梅安は念仏の鉄をオマージュしたキャラにする予定であったが「折角の仕掛人なんだから藤枝梅安モチーフの方がしっくりくる」と思い直し、修正された。

本編におけるプレイボーイ設定は、これの名残であるという。


執筆にあたり、艦これ必殺仕事人および艦これ渡し人が大きな影響を与えている。

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