ユニコーンガンダムの形態の一つ。
全身の装甲が展開することでサイコフレームが露出して発光し、角状のアンテナが開いて(通称「角割れ」)頭部がゴーグルアイからガンダムフェイスになったもの。
サイズとしても、標準時(ユニコーンモード)より一回り大きくなる。
ニュータイプ(あるいはそれに準ずる強化人間)を感知してNT-Dが発動されることでこの姿になる。
格納されていた武装や装備が使用可能になるため性能も向上し、操縦がサイコミュに移行することで手足を使わず直接脳波でコントロールできるようになるため、反応までのタイムラグも減っている。
また、ニュータイプに対抗する機体でもあるため、相手のサイコミュ兵器のコントロールを奪う機能も備えている。
ただし、この形態ではパイロットにかかる負担も大きく、起動時間は5分に設定されている。
そのため、護衛としてジェスタを随伴させ、一般の機体はジェスタが相手をし、ニュータイプの乗った機体はデストロイモードによる一騎打ちで仕留めるという運用法が想定されていた。
1号機ユニコーンだけでなく、2号機バンシィや3号機フェネクスにもこの形態が存在し、これらの機体の場合は発動後にモチーフ(2号機はライオン、3号機は不死鳥)を反映した姿になる。
また、更なる上位の形態に「デストロイ・アンチェインド」というものが存在する。
「繋がれざる者」と銘打たれたこの形態は、発動条件が揃った際にパイロットの意思に関係なく移行する。サイコミュの流量制限がカットされ、デストロイモード時に展開されていた外部装甲が更に展開し、まるで装甲による拘束を解くかの如く、内部のサイコフレームが広範囲に露出する。
この形態では機体の操作権が完全にNT-Dへ移行し、敵ニュータイプ専用機の撃破というNT-Dの本質を具現化する戦闘マシンと化す。