つまらない人間を抹殺する。
概要
大槻ケンヂの小説家としての処女作にあたる作品。
2007年にはガガガ文庫により原田宇陀児による外伝全3巻が発売されている。
人を発狂させる特殊な術を会得できる宗教『オモイデ教』に入信した主人公が、自身に敵対する人間や他の宗教団体と戦いを繰り広げていく物語。
類似する要素を含む作品にLeafによるアダルトゲーム『雫』が存在し、雫は制作にあたってこの作品を元ネタの一つにしたと言われている。
主な登場人物
ジロウ
主人公。他人と関わることが苦手で学校でも浮いてしまっている少年。
クラスメートの少女『なつみ』に密かに想いを寄せていたが、ある時彼女が『オモイデ教』の信者として目の前に現れたことで、彼女と共にオモイデ教の狂気が巻き起こす抗争に入り込んでいくこととなる。
なつみ
ジロウのクラスメート。彼と同じく周囲から浮いている不思議系少女。
教師との恋愛の末に捨てられたことで精神を病み、学校から姿を消してしまうが、後にオモイデ教の信者となってジロウと再会し、彼に入信を勧める。
人の精神を破壊できる『メグマ』なる術を持っているという。