概要
ワールドトリガー162話は、読者に多大な衝撃を与える内容であった。
162話は玉狛支部で城戸と書かれたネームプレートがかかっている部屋にて三雲修が一枚の写真を見つけることによってはじまる。
以下ネタバレ注意(特に単行本派)
そこには旧ボーダー隊員たちの6年前の姿が映っていた。
また、今現在主人公たちに大きく関わっている玉狛メンバーの若かりし頃に加えワールドトリガーという作品で重要な役割を果たす大人たちの姿もあった。
中でも読者を驚かせたのは大きく口をあけて笑う城戸正宗や(おそらく)迅の師匠である最上である。
さらにゆりさんの解説がはいり、旧ボーダーは6年前子ども含め19人中10人死亡・・・つまり過半数が死亡、中には黒トリガーになった者もいる事実が判明した。
これだけでも大量の情報が一話に集結しているというのに、写真を読み取ると作中で言及されていないが現在迅悠一がつけているサングラスを頭にのせている最上やおそらく風間の兄であろう人物が推測される。
この話を通してワールドトリガーの主軸のひとつである城戸司令の真の目的とは、迅悠一の考えとは、考えさせられる話である。
基本的に明るい雰囲気ですすむワールドトリガーという作品で明確に子ども含める隊員の死を通し、作者が今回の作品を「厳しめの世界」と評したことを痛感させられた話となった。