タオルケットをもう一度2
たおるけっとをもうもういちどに
かなしみホッチキス氏によってRPGツクール2000で制作されたフリーゲーム「タオルケットをもう一度」シリーズの二作目。
概要
田舎で暮らす主人公とその幼なじみぱりぱりうめ。
突如起こった宇宙人の侵略によって、その運命を翻弄されるお話。
冒頭のほのぼのした童話的な見た目とは裏腹に、猟奇的・性的・衝撃的な表現が含まれているため、実質的にR-15相当の内容となっている。小中学生には向かない表現があるので注意。
シリーズ内でも非常に知名度のある作品だが、その多くは作者が期待した評価ではないという。
特に、ろくにプレイもせずに『鬱・グロゲー』『ゆめ○っき』というレッテルを貼るのはタブー中のタブーであり、一時期動画配信が禁止になった主因である。
前作「タオルケットをもう一度3」とは一部ストーリー上のつながりがあり、ポンのお婿さんなど当時の思い出を語るNPCが登場する。
システム
シンボルエンカウント方式のコマンド戦闘形RPGである。
難易度は低目で、無限に手に入る回復アイテムも多く、また頻繁に全回復できるため、初心者でも敵の強さを理由に詰むことは無いと思われる。
本作特徴的なシステムとして、サブメニューでいつでも
- 心の中(冒険の思い出が詰め込まれた小部屋や居間・厨房)
- お花畑
- ヒント部屋(えりざべすのバー)
を訪れることができ、パワーアップやアイテムストックなどが行える。
また本作は全シリーズ中で唯一、操作キャラの斜め移動が可能となっている。
登場人物
- 主人公・♂(デフォルト名)
文字通り本作の主人公。
黒髪の長髪と青いジャケットが特徴の男の子。登場時12歳。
「1」以降の登場人物もーちゃすとほぼ同じ外見をしているため、投稿イラストの中にはもーちゃすと混同されている場合も。
2015年になってから作者ブログで「もっち」という名前であることが判明した。
母子家庭で牧場を経営しており、牛に囲まれた生活をしている。牛ちゃんが大好き。
徹底した無口であり、作中ではモノローグ主体でほとんどしゃべらない。
したがってぱりぱりうめに対する思いは作中で直接触れられておらず、プレイヤーの想像に委ねられる部分である。
本作のヒロイン。赤茶色のポニーテールと山吹色のワンピースが特徴。12歳。
快活でおてんばな女の子。思いついたらすぐに行動に移すタイプで、煮え切らない主人公を突き飛ばしたり強引に連れまわしたりといささか乱暴だが、もちろんそれは大好きの裏返し。
世話焼き女房の牛ちゃんに嫉妬している。
なお投稿イラストの中には血まみれのものが多いが、別にヤンデレではないのでくれぐれも勘違いしないように。
本作におけるもう一人(匹)のヒロイン。
牧場で飼育されている乳牛の一人だが、主人公のことが大好きで、毎朝まるで女房のように起こしに来る。
彼女が謎の宇宙人に連れ去られることから、すべての運命が動き始める。
都会のテレビ局に勤める専属アナウンサー。肩書きは「くうき」。22歳独身。
大勢の追っかけにストーキングされる人気アナだが、しぶしぶリポーターも兼務。
そのことが切欠となり、今回の事件に足を踏み入れる。
その後、樹海で瀕死だったところを主人公パーティに介抱され、メンバーに加わる。
自作のロボット「ちびろぼ」たちと暮らす女性博士。16歳。
戦闘には参加しないが、科学技術力でメンバーをサポートする。
人工生命体うみぶた君の飼い主。
- 愛の唇星人
本作の宿敵。
ズーミンとたらこっちを足して二頭身にしたようなファンシーな外見とは裏腹に、圧倒的な武力で地球侵略を実行に移す宇宙人。
彼らにとって人間を含む地球上の生物は、地球表面に繁殖した原始生物程度の扱いで、実験ならともかく、駆除する分には特に興味の対象ではないようである。
作中では名前は表示されず(終始「?」としか表示されない)、名前はフォルダ内のデータや以後のシリーズで明らかに。
「4」をプレイすると、彼らの正体に関する衝撃の事実が判明する・・・。
本作の癒し要員。
心の中でバーを経営しており、包容力ある会話で進行上のヒントを与えてくれる。
話が行き詰った時は彼女の元をたずねればよい。
心が行き詰った時も彼女の元をたずねればよい。