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『レッド・デッド・リデンプション』(RED DEAD REDEMPTION)はロックスター・ゲームスより2010年に発売されたアメリカのゲームソフト。西部開拓時代を舞台にしたオープンワールドのアクションアドベンチャーゲーム。頭文字を取ってRDRと略される。

北米では2010年5月18日に発売され、日本では10月7日に発売された。

元義賊の無法者ジョン・マーストンが政府に拉致された家族を救うためにかつての仲間を追い詰めて殺していくという償いの物語。

前作のレッドデッドリボルバーからの続編だが、物語につながりは無い。敷いてあげるなら主人公の顔に前作の主人公と同じ傷(ただし位置は違う)があるのと、前作のDEAD EYEシステムを継承していることくらい。

舞台は1911年(明治44年)滅びつつある古きよき西部とメキシコをまたに掛けた壮大なフィールドで繰り広げられる。

マップの広さは開発者曰く、GTA:SAの2倍以上。

前作のミッション型と違い、差別化のためにGTAのような自由度の高い作品になっている。(悪人にも善人にもなれるし、メインミッションそっちのけで狩りなどして自炊していくことも出来る。GTA4以上に自由度高い)だがストーリーは初期GTAのような最後までイカれた感じではなく、GTA4のような、殆どシリアスな物語になっている。ラストなんてもう感動物。

ちなみに前作のレッドデッドリボルバーはもともとカプコンが投げた企画をロックスターが拾った物。(その為、主人公レッドのデザインは”あきまん”がしている)

●人物

「ジョン・マーストン」

今作の主人公、孤児出身の元義賊。仲間たちに裏切られ足を洗うが、政府に家族を拉致られた挙句、かつての仲間を殺すように脅迫され西部にやってきた。伝説のガンマンの素質をもった人間で善人プレイだと『マーストンさんマジ天使、マジ無敵』状態になる。本編でもDLCの「UNDEAD NIGHTMARE」でも、とにかく不幸な主人公。

「アビゲイル・マーストン」

ジョン・マーストンの愛妻で今は政府に拉致られる身。娼婦としてジョンと同じ義賊にいた。

「ジャック・マーストン」

ジョン・マーストンの息子。自分が政府に人質として取られていることを知らず、帰ってこない父親に不満を持っているが、やっぱり父親思い。

「おじさん(アンクル)」

アビゲイルの叔父(自称)で本名は誰にも分からない。墓にも書かれない。扱いが酷い。UNDEAD NIGHTMAREでもチュートリアルで殺される程。何故か印象に残る。

「ボニー・マクファーレン」

あるところでマクファーレン牧場を営んでいるカウガール。男勝りで日々、あるギャング団とコヨーテに頭を悩ましている。オープニングでしょっぱなから死にかけたマーストンを介抱する。

「ナイジェル・ウェスト・ディケンズ」

とある成り行きで知り合ってしまう紳士的な詐欺師。蛇油を万能薬として売り歩く生活をしている。知人にろくな人間がいない。大概殺されかけているか死にかけている。もしくは連行中。

「マーシャル・リー・ジョンソン」

アルマジロという小さな町で保安官をしているこのゲームでは数少ない『まともな』ひと。

「エイブラハム・レジェス」

メキシコで出会うことになる革命家。人の感情に訴えかける演説を得意としており、独裁者からメキシコを救おうとしている。しかしこいつも『イカれた』人間。色んな女とヤるのがお好き。

「ランドン・リケッツ」

かつて西部の伝説となった生きる神話的な老ガンマン。おいてもなお腕が鈍ることがない。現在はメキシコに亡命しており、チュパロサという駅町で凄腕ガンマンとして町に奉仕しながら隠居生活をしている。

「エドガー・ロス」

政府の役人でジョン・マーストンの家族を拉致し、マーストンを西部に連れてきた元凶の一人。汚い仕事は汚れた他人にさせる人間。

●デッドアイ(DEAD EYE)

前作レッドデッドリボルバーから引き継いでいる要素でこのゲームを代表するもの。非常にかっこいい。

精神を極限まで研ぎ澄まし時の流れを遅くして狙撃するというもので、3レベルあり、レベルが上がると凄腕ガンマン真っ青のファーストドロウ(神速の早撃ち)ができる。しかもリボルバーだろうが早撃ちに向かないセミオート拳銃だろうがショットガンだろうがリピーターやボルトアクションライフルだろうが確実に当てる上、超速で連射できる。とんでもない技。オーバーキルという言葉が可愛くなるくらいである。

●UNDEAD NIGHTMARE

現在配信されている唯一の大型DLCで、これ単品のパッケージ版も販売されている(日本では2011年2月予定)

本編のあるミッションから、最終ミッションまでの間の出来事で外伝的な物語。西部とメキシコに蔓延したゾンビになってしまうという疫病でゾンビ化した家族を救うためにジョン・マーストンが古今東西を奔走するという物語。西部Xゾンビというとんでもない内容でとことんB級。ありとあらゆる生き物がゾンビ化しており狼や森の熊さんまでもがゾンビ化して襲ってくる。しかも本編と違ってB級映画らしく弾薬がとにかく手に入らない。ちなみにUNDEAD NIGHTMAREのパッケージも本編と構図が全く一緒だったりする。美術的な観点でも非常に興味深いので一度比較することをおすすめする。(特に新しい絵の描き方を模索されているリアル系絵師様に。)ただしUNDEAD NIGHTMAREのパッケージを凝視するときは吐かない程度に。(UNDEAD NIGHTMAREのパッケージは気持ち悪い。)

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