「光に向かって一歩でも進もうとしている限り
人間の魂が真に敗北する事など断じて無い
征け!! 手始めに世界を救うのだ!」
「憎み給え 許し給え 諦め給え 人界を護るために行う我が蛮行を
ブレングリード流血闘術999式 久遠棺封縛獄(エーヴィヒカイトゲフエングニス)」
概要
世界の均衡を守る為暗躍する「秘密結社ライブラ」のリーダー。通称「クラウス」。公爵のラインヘルツ家の三男。十字架を象ったナックルガードを用い、滅獄の術式を付与された血液を武器とするブレングリード流血闘術の使い手。世界有数の超人が集うライブラに置いても「最強」と呼べるほどの戦闘力と精神力を持って人間界を守護する。
鋭い三白眼と眼鏡に、口を閉じても目立つ下顎の犬歯が特徴で顔が怖い。
口調・態度は二枚目の紳士だが、その怖い顔で大損している。
チェスのグランドマスターのウルツェンコを「人類の至宝」と呼ぶなどボードゲーム好きで、「プロスフェアー」というチェスを大幅に進化させたようなゲームが趣味(腕は世界チャンピオン級。これで世界を幾度か救ったこともある。ただしネット上のプロスフェアー友達の「YAMAKAWA」さんにはほとんど勝った試しがない様子)。チェス等にも通じている様子。
他にも園芸(人界・異界植物問わず)を趣味に持っており、仕事場にも幾つか飾られ園芸サークルにも入っている(それだけに壊されるとめちゃくちゃ落ち込み、静かに烈火の如くキレる)。
良家の育ち故か世間慣れしてない面もあり、お人好しで純粋な正義漢であるが、それゆえに子供っぽく直情的で理不尽なところもある。
人柄は木訥で人心の掌握に関しては未だに甘い部分があり、人心掌握には小狡くなるべきだとスティーブンから忠告されるほど。
メンバーを家族の様に大切にしており、彼らが誘拐されたり怪我でもした時は胃に穴が空く勢いで心配し、傷つけた相手には一切容赦せず全力で粉砕する。
ちなみに色々多才な人でもあるらしく、普段は執事のギルベルトにすべてを任せているが、彼が怪我で療養中はすべて一人で卒なくこなしていた。
好物はギルベルトの入れた紅茶で、それ以外の紅茶は基本口にしようとしない。
ブレングリード流血闘術
殴打、特に拳による近接肉弾戦を主体とした体術。他の血闘術(血法)と同じく「細胞レベルまで浸食してダメージを与える血液」を相手に送り込む事でダメージを与える。それ以外にも血液を凝固させて巨大な十字架型の剣や盾に変形させる事も可能。十字架型の強度は作中でも最硬クラスであり、最強のエルダークラスですらこれを砕いたものは居ない。
攻防ともに血液を消費しながら戦闘するため、長時間の戦闘は貧血や失血死のリスクを伴う。
また戦闘スタイルでは片腕を「盾」に、もう片腕を「槍」に見立てた、古代ローマの戦士のような戦い方をする。
これ以外にも右手に光る十字架の様な盾を出すグローブを着用しており、多少防御力は落ちるものの、相手が「点」で攻撃してくる際にはこちらが多用される。
- 02式 散弾式連突(シュロートンフィッシャー)
血で前方に無数の小型の十字架作り出して攻撃する。
- 11式 旋回式連突(ヴィルベルシュトゥルム)
血で小型の十字架を作り出して周囲の敵に攻撃する。
- 15式 狙撃式単突(スナイパーフォーメルシュナーク)
一点集中の血を精確に相手に伸ばして繰り出す。
- 39式 血楔防壁陣(ケイルバリケイド)
複数の血の十字架で相手を拘束する。
- 111式 十字型殲滅槍(クロイツヴェルニクトランツェ)
巨大な血の十字架を作り出して相手に突き刺す。
- 117式 絶対不破血十字盾(クロイツシルトウンツェアブレヒリヒ)
巨大な血の十字架の盾を作り出す。テレビアニメ版では74式。
- 999式 久遠棺封縛獄(エーヴィヒカイトゲフェングニス)
血の十字架によって相手を「密封」する。最終的には手のひら大に小さくなる。スティーブンによると、現人類がある不死の種族に唯一対抗できる技。これを受けると対象は手のひらサイズの十字架内に永久封印「密封」される。
ただし、ある不死種族にはこの技をただ使うだけでは通じず、その種族の諱名を呼び、心臓に技を打ち込む事で封印が可能。