Horrortale
ほらーてーる
※Undertaleのネタバレを含みます。原作をプレイされてからの閲覧を推奨します。また、グロテスクな描写を含みますのでご注意下さい。
概要
Sour-Apple-Studio氏によって制作されたUndertaleの派生作品。
Deviantartで連載されているwebコミックと、Flashゲーム二つの媒体が存在している。このほかにもDeviantartやTumblrにて設定画や本作の設定に関するQ&Aが公開されている。
原作のNルート(Torielが追放されUndyneが女王となるエンディング)から長い年月が経ち、全てが悪い方向に進んでしまった地下世界が舞台、という設定である。
そんな地下世界に落ちてきた主人公・Aliza(アリザ)が地下からの脱出を目指すというのが大まかなストーリー。
登場するモンスターは皆狂ってしまっており、Alizaは彼らによって何度も悲惨な目に遭わされたり、最悪殺される羽目になる。
漫画版とFlashゲーム版の違い
漫画版
漫画版は花畑(原作のスタート地点と同じ)でAlizaが目覚める場面から始まり、今のところは原作と同じ順序でストーリーが展開している。
現在、Ruinsを脱出し、Snowdinの森でPapyrusのパズルに挑戦する場面まで話が進んでいる。
(2017年5月現在)
Flashゲーム版
Flashゲーム版のスタート地点はSnowdinの森で、AlizaをSnowdinの外へ導いてあげることが目的である。こちらはSansにHorrortaleの世界についてあれこれ質問できたり、Papyrusのスパゲティを食べたりすることができる。
Papyrusにパズルを挑まれたところでゲームは終了となる。
登場人物
Horrorの名の通り、モンスター達は皆狂気に満ちた恐ろしい外見になっているのが特徴。
※各媒体の展開や設定画、作者様のTumblrなどを参考に編集しています。
Aliza
[pixivimage:https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=60436476]
Horrortaleの主人公。
ボロボロのワンピースを着た茶髪の少女。足元は裸足。目は基本閉じている(または糸目)が、開眼することもしばしばある。開眼時は目つきの鋭いイケメン。原作の主人公とは異なり、セリフを喋る場面がある。
原作では「決意」の力によってセーブとロードが行われていたが、Horrortaleでは「恐怖」によって行われるという設定であり、彼女が死んだり死を望んだりする度に元の状態に巻き戻されてしまう。
服はボロボロだが、地下に落ちる前は貧乏な暮らしをしていたというわけではない。幼い頃孤独恐怖症を発症してしまったが、体調と相談しつつも学校に通い、友達もいたようである。
Flowey
Alizaが地下で最初に出会う、言葉を喋る花。
容姿は原作と異なり、単眼になっている。詳細は不明だが、Alphysの実験のせいであるらしい。
登場してすぐTorielに燃やされてしまうが、その後Alizaに助けられて復活し、行動を共にする。
Alizaを馬鹿にすることもあるが、基本的にはAlizaがピンチに陥ると助けてくれる味方ポジションである。
Toriel
Ruinsの番人。荒れ果てた家で暮らしている。ヤギに似た容姿のモンスター。
目が緑色に輝いており、ローブに描かれている紋章は破り取られている。
原作と同じように落ちてきた人間を保護して面倒を見ているが、精神的に病んでしまっている。
地下世界が地獄と化したことを知っているため、Ruinsから人間が出るのを阻止しようとする。
これまでRuinsから出ようとした人間には毒を盛るなどの方法を用いて、その多くを殺害している。
Alizaも彼女に保護されるが、毒を盛られてしまう。その後、Floweyの助けを借りながら脱出を目指すことになる。
Flashゲーム版ではRuinsの扉を調べると彼女と会話することができるが、機嫌を損ねるような回答をすると炎魔法で焼き殺されてしまう。
Sans
Snowdinで暮らすスケルトン。Papyrusの兄。
頭蓋が割れており、服には返り血がついている。瞳孔は赤色だが、右目は常に真っ黒なままである。原作と比べ、つり目になっている。
ジョークや悪戯、精神的な拷問を好む。
支配者であるUndyneを激しく嫌っており、頭の傷はUndyneによって付けられたものであるらしい。
また、この傷によって原作での出来事の一部を忘れてしまっている他、ガスターブラスターを召喚することができなくなった。(骨攻撃とショートカットは使えるらしく、漫画・ゲームともに使っている描写がある)
Flashゲーム版では見張り小屋に居て、特定の条件下ではホットドッグを食べるか質問してくる。ここで食べると答えると「head dog(ヘッドドッグ)」と称してAlizaを斧で切り殺す。
このヘッドドッグの場面が印象的であったためか、ファンアートでは斧や肉切り包丁を手にした姿で描かれていることが多い。
しかし、設定画によると普段の武器は巨大な骨であるようだ。
また、色々な質問に答えてくれる場面もあるが、ある操作をすると怒ってAlizaを骨で串刺しにする。
Papyrus
Snowdinで暮らすスケルトン。Sansの弟。
目が小さく、大きさの不揃いな歯を持っている。歯には血のようなものが付着している。
この外見の変化はUndyneによる虐待や、汚染された肉を食べたせいである。
地下世界が地獄と化してもその陽気さは失われておらず、周囲のモンスターからはUndyneより尊敬されている。
怠けているSansに怒ったりする、Alizaにパズルを解かせるなど原作と大差なく見える場面もある。
しかし、人間を太らせようとする意欲が高い。
Flashゲーム版ではお腹を空かせたAlizaを太らせようとスパゲティを振舞ってくれる。
……が、食べると中から髪の毛や目玉が出てくる。
Undyne
地下世界の女王。
漫画版、Flashゲーム版ともに直接登場はしていないが、作中に名前が度々出てきたり、作者が彼女を描いたイラストは存在する。Tumblrでも彼女の設定について触れられている。
原作のAsgoreが身につけているのと似た鎧を着ていて、左目には眼帯ではなく包帯を巻いている。また、左側のヒレ耳も欠損している。ポニーテールは千切れたようになっている。
最初は慈悲深く地底を治めていたしいが、絶望して過激な政策をとるようになり、頻繁に反乱が起きた。彼女の痛々しい傷はそれによるものらしい。
Sansとはお互いを嫌いあっている。