「てきじょ」とも読む。定まっていない。
物語上、敵として登場する女性達を示す。ボス級の幹部的キャラから名もなき女ザコまで様々。
後に改心したり仲間になるキャラクターにはあまり用いない。
近い言葉に「悪女」があるが、「悪女」がそのキャラクターの内面的な性格や行動に基づく表現であるのに対し、「敵女」はあくまでも役柄上の定義であり、ニュアンスが異なる。
「敵」なので、シリアスな作品では悲惨な仕打ちを受けることが多い。
よって直接的なサディズムの対象になる一方で、その儚さを愛する向きもある。
また、「敵」という役柄上、攻撃的な性格・外見であることも多く、彼女達に征服されたいという向きもあるほか、ヒロピンの責め役として描かれることもある。
いわゆるヒロインは少女が多いのに対し、敵女は成熟した外見で描かれることが多い。ことに特撮などではSMの女王様チックな雰囲気を纏っているものも多く、幼少期の男子にアダルトな世界の片鱗を垣間見させてくれる存在だったりもした。