概要
幼い頃、両親からの虐待により顔の左半分がケロイドになってしまった少女。竜の化身でカレシンの娘と言われる。
テナーと共に作物や羊を育てて暮らしているが、特に自分の命を大切にしない人間には容易に心を開かず、両親に虐待された末に捨てられた辛い過去を持つ。
心に闇を持ち折に触れて自暴自棄になるアレンを嫌っていたが、彼もまた自分のように心に傷を負っていると知ると段々アレンに歩み寄るようになっていった。清廉な心を持つハイタカには出会ってからすぐに信用し、彼のことをタカと呼ぶ。
なお、「心を何に例えよう 鷹のようなこの心」のフレーズで有名な手嶌葵が歌う『テルーの唄』、作詞を宮崎吾朗、作曲を谷山浩子が手掛けており、後に谷山浩子自身がセルフカバーしている。
映画と原作ではかなり異なる人物。
映画では痣があるものの美しい容姿をした少女だが、原作では片腕は機能を失い、片目も見えなくなっており、顔の火傷は遥かに重傷で容姿をゆがませる凄惨なもの。しかも喉が潰れていて、歌はおろかまともに喋ることもできない。
年齢も大きく違っていて、十代とみられる映画に対し原作のテルーは5~6歳と幼い。