災扇獣デザーギ

さいせんじゅうでざーぎ

『宇宙忍者ファイル、災扇獣デザーギ。ジャカンジャを勝利に導く、宇宙の大カラス！』(#44)

サンダール「行け、災扇獣デザーギ！」(巻之四十四)

データ

出身星：クロウガーデン星

好物：光輝くガラス玉を散りばめた天狗揚げ

暗黒七本槍の七の槍・サンダールが鉄扇の中に飼っている扇忍獣の1体で、最強の空忍獣。

全身が漆黒の鱗のような羽毛に覆われた巨大なカラスを思わせる外見をしており、同じくカラスの羽根を模した剣を武器としている。

その羽は地球上の如何なる物質よりも硬く、得意技は両手の翼を羽ばたかせる事で起こす特大の竜巻で相手を翻弄しつつ弾き飛ばす「宇宙忍法・黒羽根竜巻」。

無論、羽は攻撃だけでなく防御においても優秀で、どんな攻撃を受けてもビクともしない。そして戦法もカラスらしく、空中から急落下しながら鋭い翼と両足の鉄爪で相手を切り刻む他、羽根ミサイル爆弾を飛ばして攻撃。更に鋭い嘴でどんな硬い岩盤も一撃で打ち砕いてしまう。

加えて旋風神ハリアーをも超える程の驚異的なスピードの持ち主でもある。

凶扇獣バドーギを倒し、油断していた天雷旋風神から怒りの矢を奪い取るべくサンダールが召喚。

素早い動きで翻弄し、いとも簡単に怒りの矢を掠め取ると、鉄扇の中に戻された。

その後、御前様を始末するために再度出現。

旋風神と轟雷神を初戦と同様に苦戦させるが、御前様も乗り込んだ天雷旋風神が彼女の力によって強化された事で押され、最期は「宇宙統一忍者流奥義・アルティマストームマキシマム」を喰らって爆散した。

敗北後、遺された羽根は呪扇獣マドーギが回収し、次の作戦で使用される事になる。

モチーフは八咫烏。名前の由来は災厄を意味するディザスター(deseaster)+扇（おうぎ）から。

『百化繚乱［下之巻］』にて、デザインを担当したさとうけいいち氏によれば、「ベルトのバックル部分が鳥の足を模しており、ヤタガラスをイメージしているため、両足とバックルの鳥の足で『足が3つある』という解釈」とコメントしている。