サンダール「嘆きの弓のありかは分かった。ここは一旦退け」(巻之四十五)
データ
分類:扇忍獣
出身星:オセロット星
好物:またたび酒麝香(ジャコウ)入り
概要
暗黒七本槍の七の槍・サンダールが鉄扇の中に飼っているくノ一忍獣。
扇忍獣の紅一点であり、他の2体と違って唯一等身大の姿を持つ。
外見も赤いパワードスーツに身を包んだ姿をしており、両手には鋭い爪が生えている。
猫らしくその目は鋭く爛々と光り、尻にも申し訳程度に猫の尻尾がある。
直接的な戦闘が得意な先の2体と比べ、こちらはくノ一らしく偵察や情報収集等を得意としており、相手の影に巧みに忍び込む「宇宙忍法・影忍びの術」という得意技を使い、入り込んだ敵のアジトで情報を仕入れては次の作戦に役立てる。
戦闘では素早い動き(シュリケンジャーの千本ノックを全て避け切るほど)で敵を翻弄しながら攻撃し、踵の爪で相手の頭部を狙うように振り下ろす「必殺マドーギ踵落とし」なる技を繰り出す。そして猫らしく両手から生えた鋭い爪も、厚さ20cmの鋼鉄の扉を紙のように切り裂く程の威力。
更に「呪扇獣」という肩書通り、呪術も得意としている(後述)。
活躍
巻之四十五「隠れ家と大掃除」
御前様の居場所を探るべく、サンダールに召喚されて行動を開始。一鍬の影に忍び込み、まんまと御前様のいる社への侵入に成功する。
「彼女そのものが嘆きの弓の封印」ということを知るや否や姿を現し、その命を狙おうとするもシュリケンジャーに阻止され、更にその場に出現したサンダールの上記の台詞を受けてその場は撤退する。
巻之四十八「罠と永遠の命」
前回倒された災扇獣デザーギの羽根からハリケンジャー、ゴウライジャー、シュリケンジャーの6人の偽者を作り出すと、偽者が倒されたことで元に戻った羽根を6人に首輪として取り付ける。
そして自身の首輪の鈴の音で意思を乗っ取られた6人に御前様を始末させようとするが、逆に彼女に首輪を切り落とされ、意思を取り戻した6人に圧倒された挙句、最強奥義・天風雷撃破を喰らい爆散した。
彼女の敗北後、自身を守るために苦しむハリケンジャー達を見て御前様が悲しみの感情を蘇らせ、とうとう嘆きの弓の封印は解けてしまう。
するとそこへ隙を見計らったサンダールが強襲。不老不死でなくなった御前様を手に掛け、まんまと嘆きの弓のメダルの奪取に成功する。
敗れこそすれ、マドーギは主君の目的の達成に見事貢献して逝ったのだった。
余談
モチーフは化け猫。
声を演じた疋田女史は今作がスーパー戦隊シリーズ延いては特撮初出演となった。
一度目の登場となった巻之四十五では、『バトルフィーバーJ』でバトルケニア/曙四郎及び、『電子戦隊デンジマン』でデンジブルー/青梅大五郎を演じた大葉健二氏が、シュリケンジャーの変装である烈堂役としてゲスト出演している。
しかし変身ポーズは、同氏が演じた『宇宙刑事ギャバン』の一条寺烈が変身する際のポーズ(蒸着)となっている。
(前述の『烈堂』という名前も『一条寺烈』が由来である。また劇中であんパンを食べているシーンがあったが、これは青梅大五郎の好物が同じくあんパンであることから来ている)
関連タグ
忍風戦隊ハリケンジャー 宇宙忍群ジャカンジャ 中忍(宇宙忍群ジャカンジャ)
琴爪ゆかり/キュアマカロン:ニチアサの猫の様な女性キャラ繋がり。
ユニ(プリキュア)/キュアコスモ:こちらはニチアサの猫の女獣人繋がり。隠密が得意な点も共通。