野球
野球における守備練習方法のひとつ。
バッターボックスからコーチなどの打者役がその場でボールを打ち、それを捕球し速やかにホームベースまで戻す。この一連の動作を「ノック1本」とし、これを1000回続けると「千本ノック」となる。ただし、1000本とはあくまで「終わりなく延々と続ける」ことに対する比喩であり、実際に1000本もやっているかどうかは定かではない。
PlayStation Portableソフトの『バイトヘル2000』では作中のアルバイトとして登場。比喩でも何でもなく本当にノック1000本を受ける事になる(ノーミスでやりきった場合の話。通常は規定数の捕球ミスで終了する)。
その長さゆえ、野球にそれほど興味が無い者が勝手にコレに参加させられたらトラウマものである。
創作物ではスポ根野球モノの定番ではあるが、読売ジャイアンツ監督時代の長嶋茂雄氏が秋季キャンプ時に実際に行った事がある。(後に地獄のキャンプと言われた)
また、『うる星やつら』ではあたるがかけた催眠術により「母性」(ラム曰く「厳しい父の愛」)に目覚めた竜之介がテンちゃんに強烈な千本ノックを浴びせるシーンが描かれている。
半熟英雄
2作目と4作目に登場するエッグモンスター「バッティングマン」の必殺技の1つ。
「気合だ!気合が足りんのだー!!」とスポ根でノックの打球で敵を攻撃する技。
『ダンガンロンパ』の「千本ノック」
※ 以降の記述には『ダンガンロンパ』のネタバレが含まれます。 ※
超高校級の野球選手・桑田怜恩に対してモノクマが用意した「おしおき」。
本作において「コロシアイ学園生活」が始まってから殺人を起こしたクロ(犯人)に対する初めてのおしおきでもある。
野球場を模した点数表とナイターライトの置かれた部屋に桑田を拘束し、彼に目掛けて投球機から高速の野球ボールが無数に射出されるというとんでもなくエグい処刑方法であり、これまで明るいイメージのあった桑田が凄惨に処刑される姿は多くのプレイヤーにトラウマを残した。
テレビアニメ放映版でのおしおき映像は桑田の顔が写らないように編集されて放送されていたが、DVD/BR版ではゲーム版に準じた物となっている。
ムービー中、点数表に書かれたチーム名はゲーム版では「クマ」と「松崎」。
アニメ版では「クマ」と「桑田」。別の場面では「クマ」と「クマ」になる。
松崎の名の人物はゲーム中登場しないが、キャライラスト担当の「小松崎」氏が由来だったのかは定かではない。
ダンガンロンパの初期案で桑田の元になったと思われるキャラクターが松崎という苗字である。
発売前のトレーラームービーにも彼がチェーンに捕まり、千本ノックされる直前の映像が使われており、桑田自身がおしおきされることは既に明白だったが、想像を超える凄惨さにトラウマとなったプレイヤーも多い。
2011年に発売されたビジュアルファンブックでは、まだ企画段階のころ、社内プレゼン用に作られたものだとされており、世界観やキャラが固まっていなかったため「マジで処刑している感じが怖いと思います」と語られている。同様にファンブックにはゲーム本編には写らない無残な姿となった処刑後の桑田も描かれている。
また、おしおきの「宇宙旅行」の開発段階時、アイアンメイデン型ロケットに入る人物が桑田の外見となっている。
関連タグ
第3話の悲劇…アニメ版『ダンガンロンパ』
アウトレイジビヨンド…顔にピッチングマシンから放たれたボールを当て続けて殺害するという場面があり、似ていると度々話題になる。