概要
雄株と両性株がある。
6月ごろに白い花が咲き、枝先の葉が白くなる。実は先の尖った楕円形で晩秋に黄緑色や橙色に熟す。
「マタタビ」の語源はアイヌ語の「マタタンプ(matatampu)」だという。「マタ」が冬を意味しているのは確実だが、「タンプ」については「苞(つと。藁などで食品を包んだもの、あるいは手土産)」とする説と「亀の甲」とする説が存在する。
実、葉、蔓などに猫が強く反応し、酩酊するため、猫用の嗜好品としても販売されている。
また、同属のキウイフルーツやサルナシなどにも同様の反応がある。
果実は生食可能であるが、未熟な果実には苦味があり、果実酒や漬物として利用されるなど、梅と似た利用法である。
果実に虫がついて虫こぶとなったものは、生薬(木天蓼)として利用される。
理由は不明だが、ネコ科でもジャガーやイリオモテヤマネコには効果がないといわれている。
マタタビ属でもミヤママタタビには猫を酩酊させる成分はない。
ネコ科動物にマタタビを与えすぎると急性アルコール中毒の様に命にかかわる中毒症状を引き起こすことがあるため与えすぎは危険である。市販のマタタビ・グッズには与えてもよい上限が書かれているものもある。
余談
pixivにおいて
猫耳娘に与えて酔わせて何かけしからん雰囲気をかもし出すのに用いられることが多い。実際にはマタタビは幼猫よりも成猫、雌よりも雄のほうが効果が高い。