概要
マタタビ科マタタビ属の雌雄異株または雌雄雑居性の蔓性木本植物。冬に落葉する。
学名は「Actinidia arguta」。
日本、朝鮮半島、中国などに分布する。比較的年間平均気温の低い地域に多い。
蔓は赤茶色で、夏になると樹皮が剥がれ、太さは直径約5cm。50mほどまで伸びることがある。非常に丈夫で腐りにくいことから、古くはこれで吊り橋を作った。
果実は鮮やかな緑色で、キウイフルーツの毛をなくして小型化したような見た目で、味もよく似ている。
キウイフルーツは日本のオニマタタビや中国のActinidia deliciosaなど、温暖な地域の毛の生えた近縁種から作出された。
近年スーパーで販売されているベビーキウイはサルナシの栽培品種である。
熟した果実は生食する他、果実酒やジャム、ジュースなどに加工する。
サルナシの名の通り、猿も食べる。
別名・表記ゆれ
彌猴桃
関連タグ
軽米町(サルナシはその町の特産物)