概要
第4話「逆転寄席」に登場したキャラクター。
旋風亭の女芸人でバルーンアーティスト。通称「プー子」。
バルーンアーティストなのに落語家の一門にいるのは、彼女の父は旋風亭の落語家で、死んだ父を目指して旋風亭に入門した。
彼女の作るバルーンアートはどれも希月心音に「モンスター」と称される不気味な出来で、お世辞にも上手いとは言えない。
サスペンダーを引っ張って豊満な胸に叩き付けて揺らす「バッルーーーーン!」が持ちネタ。
香水を付けているため、ソバに香りが移る事を嫌う被告人の内館すするとは仲が悪い。
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ネタバレ
旋風亭獏風を殺害した真犯人。
初代旋風亭美風の娘である自分が大好きだった父の芸名を継ぐつもりだったが、自分を差し置いて2代目を襲名した旋風亭美風の事を恨んでいた。
風子自身は自分のバルーンアートのセンスの無さを自覚しており、落語家の娘としてのプライドからバルーンアートをしたくなかったとの事。
だが自身も認めるほど落語の才能が無く、
最初は復讐のために、襲名記念公演の日に美風に師匠殺害の罪を着せるつもりだったが、風子が用意した偽のダイイングメッセージを見た美風が自分が疑われない為にすするに容疑を擦り付けてしまった。
計画自体はあったが、犯行自体は勢い任せだった。
そして磯田定吉の証言で香水を付けた人が殺害犯と判明し、更に夕神迅の手刀によるハプニングで隠していた額の傷が判明し、告発される。
自分がソバアレルギーだという事から、そば粉まみれの現場に入れないというアリバイを示したが、獏風が作っていたのはソバではなくうどんであり、それから被害者を殺した凶器の正体に気付いた心音に凶器を隠した方法を暴かれ(知らなかったとはいえ風子が凶器を処分する様子を見ていた夕神も、真相を知って彼女の行動に納得していた)逮捕された。
裁判後、すするの証言によると、獏風が風子に美風の名前を継がせなかったのは父親の名前や落語に縛られずに、風子自身の芸の道を歩ませるためであったらしい。
獏風がうどんを作っていたのは、彼女の新たな門出を応援するためだった。
……その回りくどい優しさに気付いていれば、今回の事件は起こらなかったといえる。
ちなみに彼女のブレイクモーションは、バルーンアーティストだという事と持ちネタの「バッルーーーーン!」から、勘がいいプレイヤーなら薄々オチに気付ける。