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CV:咲野俊介

概要編集

逆転裁判5から登場する新検事。「検事」でありながら、殺人罪で投獄されている囚人。そのため、両腕に手錠を嵌めている。その矛盾した肩書や度々法廷で問題を起こすことから、法曹界の歪み、通称「ユガミ検事」と呼ばれる。シリーズ恒例の「異議あり」の他に「黙りなァ!」という専用ボイスがある。

侍のような風貌を持ち、時代劇じみた口調で話す。修羅に満ちた目の周りの隈や風貌も相成りやや老けて見えるが、年齢は『5』時点で28歳、『逆転裁判6』では29歳と成歩堂龍一より年下。


一度、裁判長ですらバレバレの憶測中心の推理で進めたことから「いい加減、現実を見やがれ!おめえさん(成歩堂)今年で34(歳)になるんだろ!」と非常に痛い所を付かれ成歩堂は「ぎゃあああああ!」と悲鳴を上げる程ショックを隠し切れず、心音に励まされた場面がある。


ギン」という名前の鷹を飼っており、法廷でも色々と活躍する。


心理学を応用し、心証を自分の有利な方に持っていく「心理操作」という法廷戦術を得意としている。鋭い眼光と威圧感を持ち、法廷中の人間を恐怖させるほどの迫力を持つ。また自分に嘘をついたり、軽犯であっても罪を犯した証人に対しては容赦せず絞り上げる。

ただし、その手法で威圧して相手を萎縮させたり、たまに緩めて相手を思い通りにする訳だが、気が弱すぎて恐怖感で頓珍漢な返答に及んだり、逆に流してくる相手には通じずにしどろもどろになることもある。


本気を出すと手錠の鎖を壊すという荒業を披露し、目にもとまらぬが流れる「手刀」での抜刀で弁護側、または証人席方の寸でで、顔部分を切り裂く、髪の一部を切り飛ばすという怖いことをやる。手錠縛り状態でも行うが鎖の長さ上、未遂になる。

この状態になると、相手をさらに追い込み、もはや止められるのはお目付け役の刑事である番轟三のみになる。手錠の腕輪部分に仕込まれた電流が流れるスイッチで

ダメージモーションは電気攻撃のダメージに加え、弁護士に反撃された際には侍らしく斬撃のエフェクトでダメージを食らい、傷跡を手で押さえる、という仕様になっている。

ちなみにその後何度も手錠の硬度を強化しても鎖を壊してしまう。とんでもない怪力男である。


今までの検事・刑事コンビと違って彼は囚人のため、番刑事とはあくまで対等な関係ではあるが、かなり息はあっている。


番轟三の事は「オッサン」、王泥喜法介の事は「泥の字」、希月心音の事は「月の字」、成歩堂の事は「成(なる)の字」(たまに「おっさん」)と呼ぶ。検事局長である御剣怜侍の事は「御剣のダンナ」と呼び、検事として尊敬している模様。

また、互いにあまり語らないが、心音とは顔見知りである様子。


逆転裁判6でも登場。連絡の行き違いで急遽ひとりで弁護につくことになった心音を、弁護席でサポートする…というか、ほぼひとりで暴れまわっている。「無暗なゆさぶりはするな」と注意を促したり、「心理操作」による証人への自白も相変わらずの腕前で、心音曰く「敵に回したくない人」。




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センシティブな作品センシティブな作品


関連タグ編集

逆転裁判5 成歩堂龍一 希月心音 王泥喜法介 番轟三 夕神かぐや 検事局


過去編集

















以下にゲームの核心に関わる重要なネタバレがある為、クリア後の観覧推奨。

































かつては姉の夕神かぐやの紹介で、心理学の教授であった心音の母・希月真理から心理学を学んでいた。今でこそひねくれ者になってしまっているが、当時は侍みたいにクソ真面目だった夕神にとって、かぐや曰く「真理は師匠というよりは女君主のような存在だった」らしい。

娘の心音とは当時からの知り合いであり、当時は殻に閉じこもりがちだった心音が心を開いていた数少ない人物。


7年前にUR-1号事件の犯人として希月真理殺害の容疑で逮捕されたが、実は冤罪だった。ロボット研究所で希月教授の死体と返り血にまみれた心音を発見。彼女を教授殺害の容疑から庇うために事件現場から連れ出し、後に自分が事件の犯人として捕まり「死刑判決」を受けた。


1年前に起きた弁護士の成歩堂による仕組まれた「ねつ造」、そして検事の夕神が「殺人」で有罪になった事から、法曹界の信頼は地に落ちこの7~8年の月日は法の暗黒時代と呼ばれるようになった。


検事としては心音に対しても一切容赦しないが、彼にとって忠誠を誓った師匠の娘である心音は、自分の命よりも大切な存在であった。心音が自分を助けるために弁護士になった事を知りながらも、死刑を目前にしても最後まで自分が教授殺害事件の犯人であると自供し続けていた。


しかし、死刑執行日の前日に、姉のかぐやが起こした立てこもり事件がきっかけで再審が行われ、成歩堂と心音の弁護によって無実であったことが証明され、同時に事件の本当の真犯人「亡霊」の正体を知る事となる。


目の隈の様なものは、一連の事件で希月親子を助けることができなかったという後悔の念で、泣き続けた結果染み付いた痕。

逆転裁判6編集

「6」では残念ながら検事としての出番はないが、ピンチになった心音を助けるためサポート役として共に弁護席に立つという胸熱な展開を目にする事ができる。

自分たちの恩人でもある成歩堂や王泥喜の実力を内心では認めているが、心音の事はまだ「半人前」として扱っており相変わらずひねくれた態度で接しているが、4話で心音1人が法廷に立つという事態を知るや否や不在の成歩堂や王泥喜を無理矢理呼び出そうとしたり、ナユタ・サードマディの数珠攻撃から彼女を守ったりと、心音のことをとても大切にしていることは端から見れば一目瞭然である(成歩堂曰く「心音を危険に晒したらユガミ検事に斬り殺される」)。しかし当の心音本人は「相変わらず意地が悪い」と夕神の本心に全く気付いていない。また、蕎麦が好物で落語にも精通していることが判明した。

また、心音と同じ様に幼少期から面倒を見ていたという蕎麦屋「内館庵」の4代目店長内館すするという人物も登場し、未熟ながらも「ジン兄」と自身を慕う彼に憎まれ口を叩きながらも世話を焼く面倒見のいい一面も垣間見えた。

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