亜内文武
あうちふみたけ
CV:いずみ尚
前作まで登場した亜内武文の弟で、かつて兄を何度も打ち負かした成歩堂に対して復讐を目論んでいる。
開廷早々8年ぶりに復帰した成歩堂を「ウラシマタロウ」と呼ぶなど、イヤミな性格をしている。
続編となる逆転裁判6にも登場。『5』のED後に日本の法曹界を追放されたようで、流れ着いたクライン王国で何と主席検事になっている。
兄弟というだけあって兄の武文と瓜二つだが、弟の方が髪が豊かである(実はカツラだが)。
また、文武はメガネではなくサングラスを着用している。
貫録のなさも兄とそっくりである。
『6』ではクライン王国の主席検事として活躍しているためか、金ピカのスーツに身を包み頭には王冠、更に苗字の「亜」をモチーフとした豪奢なたすき&大きな宝石が付いた指輪装備と悪趣味かつ派手な恰好をしている。
自らを「ジェントルマン」と自称するがその本性は陰湿で陰険。「新人いびり」「証人いびり」等の異名を自称している。
異名からも分かるように、色々と問題のあった人物らしく法の暗黒時代の幕引きから間もなく検事局長に査問会にかけられることになる。恐らくその時に色々やらかしていたのが発覚して国外へと追われたのだろう。
『6』ではクライン王国の裁判制度を知り、クライン教に入信して検事として顔を利かせていた。文武本人はクライン教に感銘を受けた事を述べているが、実際は弁護士がつかずいくらでも勝ち続けられる裁判制度を気に入っただけで、クライン教に入信したのは単に国に取り入るためなのが見え見え。
しかも、第1話では成歩堂がクライン王国の法に来たばかりで「弁護罪」を知らないことを利用して、成歩堂を合法的に死刑に追いやろうとする(最悪彼が弁護を投げ捨てれば、彼に勝った事にもなる)等、悪人っぷりに磨きがかかっている。検事優位でありながら、事件の裏取りは取っていたが、案の定返り討ちにされ、「クライン王国で23年ぶりに負けた検事」という彼に相応しいレッテルを貼られた事にショックのあまりカツラがとれてツルッパゲ頭を法廷で晒す事になる。
第1話終了以降は、事件には影響は無いがクラインの町人たちに「弁護士は悪い存在」という噂を流している。
この嫌味な性格は兄の名前をひっくり返しただけという適当な名前が原因でぐれてしまったからでは、とスタッフは語ってる。
能力はさておき曲がりなりにも正々堂々と検事の職務をこなしていた兄や、敗北した際に潔く未練を絶った先祖と違い、明らかな悪人であり、キャラクター像は大きく異なる。