概要
SNKが製造・販売していたゲーム機。キャッチコピーは「凄いゲームを連れて帰ろう」。
発売時期は1990年。
1992年の『龍虎の拳』が100メガという衝撃的な大容量でリリースされ、「100メガショック」というキャッチコピーが有名になった。「凄いゲームを~」よりこちらの方が有名かも。
同年発売のスーパーファミコン版『ストリートファイターII』が16メガであったから、まさに桁が違う高性能であった。
その分販売価格もお高く、スーパーファミコン、PCエンジン、メガドライブの価格を超える58,000円、ソフト価格は30,000円という、現在の基準でみてもかなりの高価格であり、ごく一部のマニアしか購入できない高嶺の花であった。
その為本ゲーム機とネオジオ用ソフトのレンタルも行われていた。
(ちなみに日本初のメーカー公認ゲームレンタルを行ったのはSNKのネオジオが最初である)
同等の機能を持つアーケード基盤MVS(Multi Video System)、CD-ROM形式のNEOGEOCDなどの同等品や、派生商品である携帯ゲーム機ネオジオポケットや、同社の公式HPのURLがneogeo.co.jpだったり、同社の経営していたテーマパークにネオジオランドなどがあった。
ネオジオゲームカートリッジ
まず家庭用ネオジオとMVSはソフトのカートリッジ形状が異なる為、物理的な相互互換性がない。しかし、内部はほとんど同じである為、ゲタ(変換カートリッジ)をかますと家庭用でもアーケード版カートリッジが動く。ちなみにMVSカートリッジは家庭用で起動させると家庭用モードに変化する。
この「ゲタ」は家庭用にリリースされなかったタイトルを動かす為にネオジオファン御用達でもあった。
なお、この「ゲタ」は非ライセンス品である。
ネオジオCD
ゲームソフトのメディアをCD-ROMに変更したネオジオ本体。フロントローディング型とトップローディング型の二種類がある。
コントローラも他の家庭用ゲーム機のようなタイプに変更され、ジョイスティック部分もコンパクトに内蔵された今でいうアナログパッドに近い。
メモリーカード端子が廃止された為、本体にセーブデータを記録するタイプに変更されたが電源を長く入れなかったり電源コードを外すと記録が消えてしまう。
難点は読み込み時間が長い事。これは等速ドライブだった為。ローディング画面でサルがお手玉するデモを知る人も多いだろう。
後に倍速になったNEOGEO CD-Zが発売されたが、やはりそれでも他社ゲーム機よりは遅かった。
関連項目
(ユーザー側で複数ゲームを切り替えられる為、タイトー版MVSとも。過去のNEOGEO作品も配信)
関連タグ
SNK アーケードゲーム ゲーム機 ネオジオCD ネオジオポケット
別な用法