小林誠
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こばやしまこと
日本のアニメーション監督、造形作家、モデラー、漫画家、メカデザイナー、イラストレーター。
イラスト、模型両方でデザインができる人物であり、近年では3DCGでも活動をおこなっている。
1980年代に模型業界で活動を開始、『特装機兵ドルバック』のプラモデルのボックスアート、作中ではメインメカではなかったがミリタリー色にあふれ、ひそかな人気があったパワードアーマーのバリエーションの模型を製作。それと並行してモデルアート誌で未来戦争を模型で描いた『HYPERWEAPON』シリーズを開始。これは現在も大日本絵画から続刊が発行されている。
氏を一躍有名にしたのは、『機動戦士Zガンダム』『機動戦士ガンダムZZ』のメカニックデザインの参加である。マラサイ、バウンド・ドック、ジ・O、ガザC、ZZガンダムといった独特で重厚なデザインのモビルスーツを担当。
これらのモビルスーツのオリジナルデザインは、自らの漫画や模型作品として展開していたものが元になっており、特に「バウンド・ドック」は「ガンプ」として、「ジ・O」は「GEO(NEOGEO)」として異なる世界設定の作品でも登場させている。
その後自身の漫画作品『ドラゴンズヘブン』のアニメーションおよび実写を監督。模型作成には当時のアシスタント韮沢靖と竹谷隆之が関わっていた。
以後アニメーションやゲームなどのメカニックや美術設定と、アニメーション監督をおこなっている。
pixivではおもに氏がデザインしたメカおよび、影響を受けたメカイラストにこのタグがつく。
漫画
作品集
- HYPERWEAPON
自身だけではなく、多数のクリエイターとの共同作業で制作されている。その姿勢は弟子である韮沢の処女作品集である「クリーチャー・コア」、竹谷の「漁師の角度」にも影響を与えている。
アニメーション
- ドラゴンズヘブン(原作・監督)
- 機動戦士Ζガンダム
- 機動戦士ガンダムΖΖ
- FF:U
- シックス・エンジェルズ(監督)
- ブレイブストーリー
- ICE(監督)
- ドルアーガの塔〜the Aegis of URUK〜・〜the Sword of URUK〜
- 宇宙戦艦ヤマト復活篇(副監督)
- スペースチャイルドアドベンチャー・グランオデッセイ
- 魔乳秘剣帖
- ラストエグザイル-銀翼のファム-
- 宇宙戦艦ヤマト2199
- ラクエンロジック
- 宇宙戦艦ヤマト2202(副監督)
ゲーム
題字・演出・監修は実相寺昭雄。実相寺は混乱にあった現場の監督もおこなったという。
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