ドラゴンズヘブン
どらごんずへぶん
人類と機械生命体との戦いを描いた小林誠の漫画作品で、OVAの原作になった自律型戦闘ロボットのシャイアンと少女イクールの戦いを描いた朝日ソノラマの単行本版の他に、それよりも前にハイパーウェポン誌に掲載されたシャイアンとパートナーのキト松本の戦いが描かれた版が存在する。(※シャイアン自体は小林誠の同人活動時代から登場している)
内容は、宇宙に生活圏を移した人類が、地上で増殖した機械生命体から地球を奪い返さんとする戦争と、機械生命体の最終兵器イルルニュを巡るシャイアンとキト松本の戦い。そして1000年の眠りから覚めたシャイアンとイクールの戦いを描いており、後に機動戦士Zガンダムに登場するバウンド・ドックのモデルになったガンプも登場している。
1988年にAIC・アートミック共同制作のOVAがリリースされると、OVAの解説本として刊行された「アート・オブ・ドラゴンズヘブン」にて、エルメダインが味方となり、シャイアンとイクールの結末が描かれた漫画が掲載された。
また、OVAのオープニング映像には、小林誠と当時アシスタントを務めていた韮沢靖の手により制作された、2メートルを越える巨体とラジコン駆動する実写版のシャイアンが登場する。(エルメダインもフィギュアとして映像に登場する)
シャイアン
CV:家弓家正
機械生命体側が造り出した最終兵器イルルニュを破壊した自律型戦闘ロボット。
イルルニュ破壊作戦の際に、相棒の人間「キト松本」をエルメダインに殺されてしまい、1000年の眠りについたが、少女「イクール」との接触により目覚める。
イクールと共に小都市ケルトリアに身を寄せたシャイアンは、ブラジル皇帝軍の将軍となっていたエルメダインと戦い、深手を負いながらもエルメダインを倒した。
身体をフルチューンして復活したシャイアンは、イクールや、自律思考を得て味方となったエルメダインと共にブラジル皇帝軍と戦う。
タバコを吸う事が出来る。