『オウガバトルサーガ』の登場人物の一人。
概要
「風使い」の異名を持つ有翼人(ホークマン)。
元ゼノビア王国魔獣軍団の一員。魔獣軍団の軍団長であるギルバルド・オブライエンとは幼い頃からの親友同士。
妹にユーリア・ウォルフがいる。
彼に対し「鳥」呼ばわりは禁句。
なお、親友のギルバルドが禿頭の中年男であるのに対しカノープスが若々しいのは、ホークマンの寿命が人間の三倍であることに起因する。
『伝説のオウガバトル』と『タクティクスオウガ』二作品にまたがって登場する。
どちらも序盤に仲間になる飛行ユニットという点で共通している。
伝説のオウガバトル
旧ゼノビア王国がゼテギネア帝国に侵攻された際、民の安全のために降伏を選んだギルバルドと、誇りある戦士として最後まで抵抗することを選んだカノープスは対立。袂を別ち隠遁生活を送るようになる。
当初は協力を求めるオピニオンリーダーに対し、反乱軍の信義に痛烈な皮肉を投げかけるが、かつて旧ゼノビア王国のグラン王から授かった「ヒクイドリのハネ」を見せられることで戦士の誇りを取り戻し、反乱軍に加わる。
ゼテギネアの尖兵として反乱軍に立ちはだかった親友ギルバルドを弁護し、助命を嘆願する。
初期クラスはバルタン。
タクティクスオウガ
聖騎士ランスロット・ハミルトンと共に、新生ゼノビア王国を不祥事によって追放された戦士たちの一人。
ゼノビアの一行の中で一人戦列を離れ、まだ少年であるデニムたちを心配して仲間に加わる。
『伝説のオウガバトル』の時の重々しさはどこへやら、ランスロットを舎弟呼ばわりしてギルダスからツッコミを受けたり、デネブから「カノぷ~」と呼ばれてキレる場面を見せるなど、大分ノリの軽い面を見せてくれるようになった。
SFC版では固有クラス「バルタン」だが、『運命の輪』では「ヴァルタン」となりホークマンの共通クラスと化している。その代わり「バッカニア」へのクラスチェンジができるようになっている。
なお、彼の固有クラスである「バルタン(ヴァルタン)」の由来はQueenが楽曲を担当した映画『フラッシュ・ゴードン』に登場する異星人ホークマンの長「ヴァルタン」。