デニム・パウエル
でにむぱうえる
ヴァレリア島南東部の港町ゴリアテに住む少年。16歳(『運命の輪』では18歳)。ウォルスタ人。
父であるゴリアテの神父プランシー・パウエルと、姉のカチュア・パウエルの3人家族。
少年期は平穏な生活を送っていたが、港町ゴリアテが暗黒騎士団ロスローリアンの襲撃を受けた際に父プランシーが連れ去られ、そのまま行方不明となってしまう。その出来事がきっかけとなり、デニムは姉のカチュアと幼なじみであるヴァイス・ボゼッグとの3人で、自分たち少数民族ウォルスタ人を迫害するガルガスタン陣営と、親の仇である暗黒騎士団に対してゲリラ活動を開始する。
ある日、港町ゴリアテに仇敵である暗黒騎士団団長ランスロット・タルタロスが現れるという情報を聞きつけた3人は、それらしき一団を確認すると、無謀にも彼らだけで襲撃を敢行するが、一方的にあしらわれる。
そんな若者たちの狼藉に動じることなく、紳士的な対応で和解を持ちかけてきたリーダー格の男は、ゼノビアの元聖騎士団団長ランスロット・ハミルトンであり、仇である暗黒騎士ランスロットとは同名の別人であった。
ほどなくして双方の誤解が解けた後、傭兵の仕事を探しているという聖騎士ランスロットらゼノビア人一行の協力を得て、デニムたちは虜囚の身となっていたウォルスタ人指導者、ロンウェー公爵の救出に成功する。
華々しい活躍によって、デニムは若き「ゴリアテの英雄」として一躍その名を広く知られるようになる……。
※本編に関する重大なネタバレあり。
彼の性格は、ある程度は固定されているもののルートによっては長年に渡るウォルスタ人としての恨み辛みを全て忘れたかのような発言を取る。カチュアに対してもプレーヤーキャラという立場上、その情すらも投げ捨てて見せる。これは全てはその立場ゆえのもの。
またプレーヤーを認識しているかのような態度も除名時のセリフから見て取れる。
自分で操作しておきながら、デニムの行動を鬼畜扱いするプレーヤーも中にはいる。
彼の性格や物語の結末がどのようなものになるのかは、すべてプレイヤーの選択に委ねられている。
4章で、ある条件を満たすことで固有クラスの「ロード」にクラスチェンジできるようになる。
また、リメイク版である『運命の輪』では「バッカニア」にもクラスチェンジが可能となった。
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一日の始まりとデニムくんと、少しだけカノープスさん 重大な何かがある訳ではない、 何でもない日の一場面です。 タクティクスオウガリボーンの発売おめでとうございます! 購入してから熱が再燃し、ツイッターで壁に向かってぶつぶつ言うだけでは足りず、 ここに投稿されている皆様の作品を読んでは、今でも削除せずに残してくれていることに感謝する毎日でした。 そして、もっと推しゲームの作品が増えて欲しい、もっと読みたい、そうだ自分でもお話を作って自給自足しよう!となるまでそんなに時間はかかりませんでした。 しかしお話なんてちゃんと完結したものを作ったこともなく、小説も書いたこともなく…どうやったら書けるかなぁと悩んでいたときに、AIのべりすとを知りました。 AIに助けてもらったら、初心者の私でもそれっぽいものが書けるんじゃない?→書けた!AIすごいたすかる!!→完成したら誰かに読んで欲しい!(イマココ) プロンプトや設定が使いこなせなくて、AIが書いてくれた部分をほとんど書き直しているので、厳密にはAIで生成したとは言えないのかもしれません。でも、AIを使ってお話を考えるの、とても楽しかったです。 超絶長いキャプションをここまで読んで下さってありがとうございました。拙いですが、小説も読んでもらえると嬉しいです。2,408文字pixiv小説作品- ヴァレリア風雲録ー騎士の章ー
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