コナミが開発した業務用ゲームシステム基板。
概要
コナミが1980年代半ばに開発したシステム基板。主な採用ゲームに『グラディウス』や『ツインビー』など
がある。当時としては大容量なメモリである磁気バブルメモリが採用された。磁気バブルメモリはシステム
基板に装着するカセット形態をとっており、起動時はカセット内の抵抗器を使ってバブルメモリの暖機を
行い、その後システム基板のRAMにプログラムを転送する。この間数分ほど時間がかかるため
「Konami Morning Music」という曲が流れるようになっている。
バブルメモリの悲劇
バブルメモリは磁気ディスクなど機械的に動く記憶媒体と異なり振動や塵埃などの影響を受けない利点が
あるものの、外部の磁気や電源異常に非常に敏感な部品であるため、データの消失が頻繁に起こり、
後に磁気ディスクや半導体メモリの進歩で補修部品も入手できなくなった。そのため、その後の修理
対応はEPROMを採用したカートリッジに変更された。
仕様
CPU:MC68000(メイン)、Z80(サウンド部)
音源:AY-3-8910(2個),K005289,VLM5030