概要
以下、ネタバレ注意
通称「コスモリバースシステムの負の遺産」
「リバースシンドローム」とも呼ばれる。
キーマンは、「蘇った地球が、美しい自然の中で密かに抱え込んだ闇」と表現している。
西暦2199年にヤマトがコスモリバースシステムを地球へ持ち帰り、地球は青い姿を取り戻すことに成功した。しかし、コスモリバースシステムには副作用があり、局地的に時間の流れが異なる空間が生まれてしまった。これが時間断層である。
時間断層の中では通常の空間と比べて時間の流れの速さが10倍速くなっている。そのため、時間断層内で10年経っても、通常の空間ではわずか1年しか経っていないことになる。
時間断層の存在に気づいた地球連邦政府は、この事実を公には公表せず、一部の関係者やガミラス側が知る存在になっている。
時間断層には、ガミロイドを利用して造船所が建設され、ここで大量の地球防衛艦隊が建造され続けている。これがわずか3年の内に多数の波動砲搭載艦をはじめとする大規模な艦隊を整備することができた要因である。
また、この時間断層内の造船所はガミラスにも貸与され、その見返りとしてガミラスが持て余していたいくつかの植民星を地球側に渡している。この植民星から採掘される資源が艦隊の建造に利用されている。
もっとも負の遺産などと呼ばれてはいるが、第二章時点ではメリットしか語られていないのであっても特に問題ないのかもしれない。