人間失格
にんげんしっかく
『人間失格』とは、太宰治による中編小説。
概要
『ヴィヨンの妻』『走れメロス』『斜陽』に並ぶ太宰の代表作の1つ。
1948年(昭和23年)に雑誌「展望」に、全3話の連載小説として発表された。脱稿は同年5月12日。
創作とされ、アイディアノートが後に発見されるなどフィクションとして書かれた事実が残されているものの、主人公は名家の三男坊で父親は著名な政治家、女性と心中を図ろうとするなど、太宰の自伝を模しているようにも見える。ある程度は自分の生い立ちを参考にしたことも考えられる。