詳細
火ノ丸相撲に登場するキャラクター。
大太刀高校相撲部1年生。1年C組。
第33番から登場。
関東新人大会で久世草介に敗れて落ち込む火ノ丸の元に駆けつけた。
後日改めてダチ校相撲部に顔を出し、自ら相撲部の監督を買って出る。その実力を示す為に各部員の弱点を綿密に分析したうえで中学生を使って全員を敗った。また、火ノ丸には自分自身でぶつかって勝ってみせた。
特に遜色無い体躯と火ノ丸すら倒すほどの技術を持っていながら、当初より「選手としては期待するな」とあくまで監督役を希望していた。この事について國崎からは「謙遜を通り越して皮肉」と呆れられていたが、実はメンバーにはなれない事情があった。
桐仁は幼少の頃から肺が通常に比べて小さいないし固いという状態にあり、激しい運動を行うと自力で息が出来なくなるというハンデを負っていたのである。相撲に関しては20秒(およそ1試合分)しか保たないという。
日常生活には支障は無いようだが、医者からも激しい運動は控えるように言付かっており、相撲クラブに通っていた頃は騙し騙し続けていたようだが今では一線から身を引いている。
火ノ丸を倒した後も尋常ではない疲労感を見せ、部室の奥で酸素ボンベを吸っていた。
一度は完全に相撲に見切りをつけて遠ざかっていたが、一方で同じ相撲クラブに通っていた火ノ丸が身長に恵まれないながらも横綱の夢を諦めない姿勢に感化され、自分なりに彼の力になろうと手助けする方法を模索し、今に至る。
監督として
晴れてダチ校相撲部の監督に収まった桐仁であるが、部員それぞれの伸び白を分析したうえでそれに合った練習方法(やや奇抜)を実践させたり、練習メニューを組んだりと指導者としてのスキルには目を見張るものがある。
また、自分ではどうにもできない部分に対して、時には一人で大人に頭を下げてまで練習場所を用意したりと、見えない所でダチ校相撲部に尽くす姿勢を見せる。
正式に申し込んでも断られるからとアポ無しで他校に出稽古に赴いたり、消沈していると思しき相手選手に発破をかけたりと抜け目ない一面も偶に見せる。(火ノ丸と再会した際に傘でつつくのを面白がっていた手前、どうもSっ気のある性格のようである)
その他
ダチ高のメンバーや他の少年力士たちにも見られるが、見た目とキャラのギャップが特徴。
相撲に関しては並々ならぬ洞察力を見せ、明晰さを見せる彼であるが、知的な見た目に反して実は学業成績は乏しくない。
中間テストは赤点こそ取らなかったものの、実はギリギリであったらしい。國崎からも「ハカセのくせに頭悪いのな」と言われていた。(本人曰く「進級できればいい」「やりゃもっとできる」とのこと)
「やりゃもっとできる」とは本人の弁であるが、名古屋遠征に行った際に名古屋城を見て「宮本武蔵の城?」と言い放ったことからそれもどうか怪しい。(三ツ橋からすら引かれていた)
モデル
「20秒しか戦えない」ということから、「心房中隔欠損」の可能性がある舛ノ山大晴だと思われる。