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ナッシング(カードキャプターさくら)の編集履歴

2017/10/11 19:50:54 版

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CV: 坂本真綾

「返して… わたしのお友達…」

概要

カードキャプターさくら』の劇場版第2弾『封印されたカード』に登場する、53枚目クロウカード

英語名は「THE NOTHING」、漢字名は「無」

ウェーブがかかった長髪の少女の姿をしており、羽をあしらった服と大きな髪飾りが特徴。

能力はその名の通り、ありとあらゆる物体を消し去ること(劇中では標的を黒い球体に閉じ込めてから消し去っている)。効果自体は「イレイズ(消)」と似ているが、向こうは局所的に消しているが何より下記を理由にパワーが段違いに跳ね上がっている

封印するためには、その時に最も魔力の強い者の「一番大切な想い」を引き換えにする必要がある。

正体

魔術師クロウ・リードが創り出した最後のクロウカード。他の52枚のカードが「プラス」の力を持つのに対し、このカードは52枚分の「プラス」の力に匹敵する「マイナス」の力を持つ。その存在はカードの守護者であるケルベロスも知らなかった。

あまりに強い力故、長い間クロウの屋敷の地下に封印されていたが、他のカードが全てさくらカードに変わり、『封印されたカード』冒頭で屋敷が取り壊されたことから、封印が解け発動してしまう。

それから屋敷の跡地に建設された遊園地内の時計塔を根城にし、ずっと離れ離れだった「お友達」(=他のクロウカード)を取り戻すために活動を始める。

最初のうちはさくらが気づかない間にカードを奪ったり、彼女の住む友枝町の一部分(ポストや橋など)を密かに消し去ったりしていたが、さくらが初めて遊園地を訪れた際に姿を現し、彼女の目の前でカードを奪った。

その後、さくらにこのカードに関して電話で伝えていたエリオルに気づいたらしく、電話線を消し去り通話を遮断している。

終盤では、消し去る標的が建物や人間にまで及んでおり、その絶大な「マイナス」の力を見せつけている。他のカードはおろか、ケルベロスや月の力も通じなかった。

ただし、クロウ以外の魔力は完全には無効化できないようで、小狼は自身の攻撃で多少なりとも怯ませることに成功している。

時計塔の中で全てのカードを奪うが、さくらは諦めていなかった。そんな彼女に対し、今までの寂しさを吐露しながら「せっかくお友達が戻ったのになぜ邪魔するのか」と反発するが、逆に「相手を一方的に自分のものにしようとするのがお友達だなんて、そんなの違う」と否定される。それに呼応するかのようにカードたちも離れていき、ついに泣き崩れてしまう。

その姿を見たさくらに「もうひとりぼっちじゃない」と優しく声をかけられ、封印されることを受け入れるのだった。

(なお、さくらカードへの変換に著しく魔力を消費していたライトダークを苦労の末2枚同時に変換していったさくらであったが、この時は彼女の成長もあってかナッシングの封印及び変換自体は難なく行えていた)

しかし、さくらの魔力の消耗が激しかったため、封印の代価として小狼の「一番大切な想い」を消されそうになるが……

「泣かないで。大丈夫よ」

余談

ナッシングによる事件において、ファンの間ではクロウ・リードの不手際が原因なのではと見られている。

上記のように、効果や魔力などあらゆる面で物騒なカードである事、他のクロウカードから隔離させるがごとく一軒家の地中に埋めていたこと、そういった重大なことをケロちゃんやユエにも伝えていなかったこと等が主な理由とされている。

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ナッシング(カードキャプターさくら)の編集履歴

2017/10/11 19:50:54 版

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