概要
主人公・斎木楠雄の在籍するクラスへやってきた4人目の転校生。(作品全体では7人目。)
初登場は単行本20巻 第210χ。
容姿
明るいベージュ色の髪の毛で前髪はぱっつん
鳥束霊太から度々「クソガキ」呼ばわりされていることから、おそらくやや童顔。
性格
非常によく喋る性格で、コマ一面をセリフで埋め尽くしたり、自己紹介だけで約15分使ったりと初登場時からクラスメイトと読者を圧倒していた。読むのが非常に大変である。
とにかくよく喋るが、燃堂力と相対した際にはあまりに無反応だったため逆に引き気味になっていた。
(燃堂は話を全く聞いていなかっただけ。)
ちなみに周囲がち〇こ談義に入っている際にはあまりの低俗さにバランスを取ろうと知的な話題(βアミラーゼについて)を繰り広げていたが、直後何を思ったのか再びち〇この話題に戻していた。
それというのも彼の頭の回転の速さが原因のようで、楠雄曰く「思考が読みにくい」らしい。
(話しながら別のことを考えることができるため、2つの思考が重なり読み取りにくいとのこと。)
また窪谷須亜連の元ヤンを瞬時に見抜く(筋肉量などから)、楠雄の虫嫌いに気づく(反応を見て)、などから、非常に洞察力が高いことが伺える。(本人曰く「見たらわかる」)。
その洞察力と持ち前の推理力を生かし、以前の学校では探偵まがい(本人談)のことをしていたようだ。
10年前、楠雄と同じ小学校にいたことが判明。
転校の理由は両親の離婚で、以前の苗字は「明日視」(あすみ)。
一度気になったことははっきりさせないと気が済まないタイプで、謎を明かすためには尋常ではない行動力を発揮するが、反面興味のないことはすぐに忘れるため、朝親切に道を教えてくれた夢原知予を全く覚えていなかった。
またその執念深い性格からか、「今まで生きていて解けなかった謎はたった一つを除いてない」と豪語している。
作者の公式Twitterによると、学力は作中で斎木兄弟に次いで高いとのこと。
後述のある理由から楠雄を超能力者ではないかと疑い付け狙うが、和解(やむを得ずバラすことになってしまった)後は普通の友人として振る舞っているようだ。
ちなみに野菜が苦手。
交友関係
転校初日はそのウザさからぼっちまっしぐらだったものの、ひと悶着あった後は楠雄と仲良く(?)やっている模様。しかし、楠雄が明智に超能力をバラしてしまったことを良しとしないP学サイキッカーズの2人には大分ナメられつつ品定めされていた。
鳥束からは「てんで冴えねーガキ」「クソガキ」「どうせ豆電みてーなカスいオーラ」
命からは「THE・陰キャって感じ(笑)」と、散々な言われよう だったが、実際にオーラを見てみたところ思いのほか良かったようである。ちなみに背後霊は探偵。でしょうね。
後に鳥束と命に対し猿の夫婦によく似ていると仕返ししていた。
その後一勝負をしてサイキッカーズ入りをした様子。
基本的に友達が少なく、休日はその現実から目をそらすためにもっぱら読書に明け暮れているらしい。
「本当 友達ってどうやって作るんですか?」
おもらし
彼を語るうえで外せないのがそうおもらしである。
過去を語る際に度々おしっこを漏らす話が出てきたり、風呂に入るとついおしっこをしてしまうカミングアウトをしてきたりとやたらとおしっこについてのエピソードが多い。
主に挙げられるエピソードとしては、
・小学校の入学式で漏らす
・楠雄の誕生日パーティで漏らす
・小学校1年生の時の芋掘りに向かうバスで漏らす
などがある。こいついつも漏らしてんな。
特に楠雄の誕生日パーティで漏らしたことは楠雄母も覚えていたようで、「あの時のおもらしの子」で覚えられていたようである。ちなみにその時の明智の「漏らしてみるもんですね」は一見の価値あり。
昔はよく漏らす子だったのね、で済むならまだいいが、なんと信じられないことに漏らす頻度は今も変わらないらしい。どうしてこんなになるまで放っておいたんだ
過去
※この項目はネタバレを含みます。
初登場からしばらくはあまり出番のなかった明智だが、第246χで3度目の登場を果たし、楠雄が超能力者であることの決定的証拠を突き出しに斎木家へ訪れる。
その際とどめを刺される前になんとか過去を変え、バレるのを回避しようと過去へタイムリープをした楠雄によって、楠雄自身と明智の関係が明かされる。
明智が小学校1年の時、クラスの一部からいじめられていたところを楠雄が何度か助けていた。
それを機に明智は楠雄に近づき始めると同時に、楠雄が超能力者なのではないかと疑問を持つようになった。(楠雄は当時久留美から「超能力はむやみに人に見せちゃダメ」と言われていたため、それを守っていた。)2年生になるころにはいじめも徐々にヒートアップし、靴をゴミ箱に捨てる、黒板に悪口を書かれるなど悲惨なものになっていた。しかし、楠雄は明智に超能力を疑われているために、見て見ぬふりを続けていた。だがある日の放課後、楠雄が一人で下校する途中にテレパシーで明智が教室で暴行を受けている声を聴いてしまい、我慢できず学校に走っていった。教室でいじめの現場を目撃した楠雄は暴走して教室を半壊してしまい、その後(もちろん全員の記憶を消して)何も言わずに転校して行ってしまった。
結局タイムリープを繰り返したのちに時間切れが来てしまい過去を都合よく改変することに失敗。楠雄はやむを得ず自身が超能力者であることを明智に告げる。
一方明智は10年前の教室損壊事件の真相となぜ楠雄が何も言わずに転校していってしまったのかを知るため、そして何よりもいじめから助けてくれたことへのお礼を告げるために、転校初日から楠雄を尾行していたことを明かす。
楠雄から超能力を改めて見せてもらった際に、驚きのあまり腰を抜かしつつも「誰にも言いませんからもっといろいろ見せてください」と10年前と同じことを言う明智に対し楠雄は何も言わずこぶしを握り締めていた。
お礼を述べて帰って行く明智を眺めながら、楠雄の回想によって
実際は10年前、いじめられていた明智が教室で楠雄の能力のことを曝露していたことが判明。
その事実は今回のタイムリープによって改変されているため明智は覚えていないが・・・。
この一件が楠雄が超能力を頑なに隠す大きな要因となった。