概要
『忍者龍剣伝』の主人公であり、デッドオアアライブの操作キャラでもあるリュウ・ハヤブサが久々に主人公として復活し(時系列上は忍者龍剣伝が後ではあるが)、様々な武器や忍術を使って敵に立ち向かっていくアクションゲーム。
『NINJAGAIDEN』とは、『忍者龍剣伝』の海外タイトルであったものである。「世界に通用するゲームを」というスタッフの方針からこの名前となった。
ちなみにこのシリーズは、時系列的には『忍者龍剣伝』の前である(時系列順に並べると、『NINJAGAIDEN』シリーズ→『忍者龍剣伝』→『DEAD OR ALIVE』シリーズ、となる)。
『忍者龍剣伝』同様の手ごたえのある難易度と、流血・切断要素たっぷりのハードな描写、忍者の強烈で爽快なアクション、そして硬派なストーリーから、特に海外で大きな人気を誇る。
女性キャラクターの露出度が妙に高く、衣装が際どいことでも知られる。クリアしたモード等に応じてコスチュームが増える。リアルタイムレンダリングのため、カットシーンにおいてもそのコスチュームで進行する。
PIXIVでは主人公リュウよりも女性キャラクターのイラストが多い。
シリーズ作品(据え置きハード)
NINJA GAIDEN
2004年発売。Xbox専用ソフト。
ゲームとしての完成度は高いが、後の作品に比べるとシステム面で未完成な部分が多く見られる。
NINJA GAIDEN BLACK
2005年発売。Xbox専用ソフト。初代のアップグレード版で、カメラ操作などのシステムが追加された。XboxクラシックとしてXbox360向けに配信もされた。
NINJA GAIDEN Σ
2007年発売。PS3専用ソフト。初代の移植版で、グラフィックが向上している他、レイチェルが一部のステージでプレイアブルキャラクターとして操作できるようになっている。後にPSVに移植。
NINJA GAIDEN 2
2008年発売。Xbox360専用ソフト。シリーズ最終作と銘打たれた。シリーズの生みの親である板垣氏の最後の作品である。
首や四肢を斬るなどの「欠損」システムが導入された結果、描写の残酷度が跳ね上がったため、18歳未満は購入ができなくなっている。
NINJA GAIDEN Σ2
2009年発売。PS3用に発売。『2』の移植版で、あやね、レイチェル、後述の「Dragon Sword」に登場する紅葉が一部のステージでプレイアブルキャラクターとなり、難易度もNINJA GAIDEN2より下げられている。初心者にオススメの1本。後にPSVに移植。
NINJA GAIDEN 3
2012年発売。PS3・Xbox360用。シリーズ初のマルチプラットフォーム。
プレイヤーキャラはリュウとオンラインモードの名もなき忍。
製作陣が大幅に入れ替わり、「刀で人を斬る」ことに軸を置いたシステムの大幅変更を行った結果、ファンからは「退化」と批判されるほどの完成度となってしまった。
リュウがこれまでのような完璧超忍ではなくなり、黒幕とライバル(黒幕の実兄にして操り人形)の呪いと精神攻撃に苦しめられ、敵組織は政府機関と関わりがあるなど、ストーリーから爽快感が失われてしまっている。
NINJA GAIDEN 3 RAZOR'S EDGE
2013年、Wii U・PS3・Xbox360向けに発売。
システムに改善が加えられ(というか殆ど『2』までのシステムに差し戻し)、ストーリー面でも瀕死兵強制殺害イベントなどを削除した結果、『3』と比べて評価は大きく改善した。しかし放置されている欠点も多く、シリーズの堕ちるどころか埋まった評判を取り戻すまでには至っていない。
YAIBA NINJA GAIDEN Z
2014年発売。PS3・XBox360向け。
『ロックマン』『鬼武者』『デッドライジング』を生み出した稲船敬二氏がコンセプターとして参加した。
主人公が新キャラクターであるカミカゼ・ヤイバに変更され、アメコミ調のグラフィックの中、ゾンビを相手に戦っていくという殆ど別のゲームへと生まれ変わった(世界観は従来作品と共有しており、リュウも登場する)。
各レビューサイトで、『3』をも上回る酷評を浴びたほどの駄作で、ファンからの評価も同様にひどい。劣化ニンジャスレイヤーと言った所の珍作。
携帯ハード
NINJA GAIDEN Dragon Sword
08年ニンテンドーDS用に発売。DS本体を縦に持ち、タッチペンでキャラクターを動かす・技を出すなどの操作をする。
NINJA GAIDEN Σ PLUS
2012年発売。PSV用ソフト。
『Σ』の移植版で、イージーモードなどが追加されている。後述する『Σ2 PLUS』からは考えられないほどの良移植。
NINJA GAIDEN Σ2 PLUS
2013年発売。PSV用ソフト。『Σ2』の移植版。
とにかく処理落ちとグラフィックの劣化がひどく、コンボ数に制限がかかるなどのシステム改悪なども加わって、据え置き版の高評価からは考えられないほどの低評価を集めた。『3』と今作が、シリーズと、TeamNINJAの評判を叩き落しすどころか砕けたと言っても良い。