概要
武論尊原作、原哲夫作画による漫画『北斗の拳』の登場人物ラオウの台詞の一つで、人間のありあり方を考えさせられる名言。
詳細
コミックスでは第12巻に掲載。
混迷の時代において覇を唱え突き進む彼が率いる拳王軍がある村を訪れた際、村の住民は無抵抗主義を主張して殺されても抵抗せず、食料も好きなだけもっていかせて相手の慈悲を引き出し、被害を最小限にとどめようとしていた。
村長は「抵抗は相手の力を生みます。力は我われ弱い者からすべてを奪うでしょう。無抵抗は我われ弱者の自分を守るべき唯一の武器なのです」との主張をしたが、ラオウはこれに憤りを覚え村長を殴り飛ばし、「意思を放棄した人間は人間にあらず!!ただ笑いと媚びに生きてなにが人間だ」と激昂。村長を惨殺し、無抵抗が弱者にとって無力であることを表明した。
南斗聖拳を巻き込んで長らく争い続けた北斗神拳の闘いを締めくくる作中でも印象深い名言のひとつ。