守護者=パンドラズ・アクター
主な管理メンバー=モモンガ(守護者作成)・源次郎(アイテム別に整理)
主目的=ナザリックの所有する財貨を用いた維持管理。希少アイテムの所蔵及び防衛。
概要
全10階層からなるナザリック地下大墳墓において、どの階層からも徒歩で行くことが出来ない場所。その内部はギルド”アインズ・ウール・ゴウン”が溜め込んだ財宝が収められている。
主に三つの部屋に分けられ、第一の部屋は運営資金となる金貨の山、第二の部屋は武具、希少鉱物・巻物など様々な財宝とデータクリスタルが用途別に納められ、第三の部屋はワールドアイテム保管室で構成。
第二の部屋には領域守護者《パンドラズ・アクター》が在住し、彼の専用個室や、談話用の向かいあった長椅子が用意されている。
この部屋に来るには、地下大墳墓を支配する”アインズ・ウール・ゴウン”にのみ制作することが可能なアイテム《リング・オブ・アインズ・ウール・ゴウン》で転移する以外の方法はなく、転移もリング一つで一人限定の為、原則としてギルドメンバー以外の立ち入りは無い。
構成上、普通に考えてもゲームシステム上の事実的最終防衛等の役割も実行できる為(後述)、ギルドメンバーの誰かが《リング・オブ・アインズ・ウール・ゴウン》を奪われた場合に備えて、幾重ものデストラップが敷かれている。
- 第一の部屋は常に毒がまき散らされ、耐性が無いと即行動不可能となる。第二の部屋に行くには、武器庫などへの扉に行き、非常に難解なパスワードを解かなけれはならない。
- 第二の部屋は宝物殿領域守護者が在住。これがかなりえげつない。
- 第三の部屋に行くには通路を通らねばならず、『《リング・オブ・アインズ・ウール・ゴウン》を装備した者をに襲いかかれ』と命令されたゴーレムが待ち受けている。
モモンガはギルドメンバーが去っていく中、託された装備を『いつか戻って来た時に返せるように』と、ワールドアイテム守護のゴーレムを改造あるいは増加させ、仲間の姿をかたどったゴーレムを作って装備。第三の部屋に行くまでの通路は霊廟へと名を変える事になる。
宝物殿に関する情報は徹底的に隠蔽され、結果としてサービス終了後まで、ギルドメンバー以外にその存在を知られる事は無かった。
転移後の役割
それまでシステム上の自動設定だった財貨管理が手動管理となった為、領域守護者当人が財政管理を主導する事になる。
相変わらず宝物殿の存在は各守護者の間でも謎とされ続けていたが、今ではその内情が公開され、モモンガ改めアインズがたびたび訪れるなど、以前よりも人の行き来が増えている。
領域守護者《パンドラズ・アクター》と事実上の最終防衛拠点
宝物殿のデストラップについてだが、これは単に《リング・オブ・アインズ・ウール・ゴウン》を奪われただけ、という状態では済まされない内容となっている。
万が一、8階層が突破された場合の対策としてセバス・チャンやプレアデスが『時間稼ぎ』として待ち構え、ギルドメンバーは玉座の間に集結し、侵入者を迎える予定だった。
だが、さらにここでも敗北した場合、ナザリック地下大墳墓の所有権を失う事になる。そうなった場合の、世間一般的RPC対応策にのっとった場合、《スタッフ・オブ・アインズ・ウール・ゴウン》を宝物殿に移動、ギルドメンバーのみが入れる宝物殿に立てこもり、討伐されたNPCを金貨が尽きるまで復活の上、宝物殿内部の希少アイテムを使い、応戦する事が出来る。
以上は、あくまで『こういう流れになる可能性がある』という物だが、究極最後のバックアップという面で見れば、領域守護者でありながら階層守護者の管理下に置かれないパンドラズ・アクターの存在は計り知れない扱いになる。
彼がアインズの黒歴史である以外は……