「TIME CRISIS」はナムコを代表するガンシューティングゲームで、現在までに本編5作と外伝数作が作られている。(5はシリ-ズ初のバナパスポート対応)
概要
基本的なガンシューティングに『物陰などに隠れて回避する』『時間制限』のルールが追加されている。
これにより『殺られる前に撃て』以外の戦法しかなかった過去のガンシューティングに
『やり過ごす』『チャンスを見計らって撃つ』の要素が生まれ、大ヒットとなった。
ルール
筐体下部のペダルを踏んでいる間は『攻撃態勢』、離すと『リロード+回避態勢』となる。
このゲームの攻撃は発生したら原則的に止めることは出来ず(接近攻撃やミサイル等以外)、
攻撃が来たら即座にペダルを離して回避しなければならない。
回避態勢では攻撃できない代わりにダメージを一切受けない。
ただし『制限時間』が存在し、時間内に敵を全滅させ次のシーンに進まないとペナルティを被る。
- 初代(とプロジェクトタイタン)
ゲーム全体の制限時間であり、ゼロになると即座にゲームオーバー。
シーンを進めると制限時間が一定量増加する。
- それ以降の作品
シーンあたりの制限時間であり、ゼロになるとライフを1点失う。
シーンを進めると制限時間がリセットされる。
ワイルド・ドッグ
タイムクライシスシリーズに必ず登場する、丸眼鏡のおっさん。
用の銃はC96、2から彼の腕となった左腕のガトリング義手(毎回進化する)。
そしてこれはもはやお決まりなのだが、彼はVSSEエージェントに倒されると確実に自爆する。(1は事故,PTは自爆無し)
外伝、および同システムの作品
クライシスゾーン
プレイヤーは特殊部隊のため、使用武器が装弾数40発のサブマシンガンになっている。
また、回避態勢も物陰ではなく持参のジェラルミンシールドで防御する形を取る。
COBRA THE ARCADE
溜め撃ちとロックオンにより『百発百中、威力絶大のサイコガン』を再現した作品。
スコアによってサイコガンを強化(最大ロック数、威力、サイト捕捉範囲を5段階まで)でき、
この強化状況とゲームの進行状況を磁気カードに記録させることが出来る。
しかし1ステージごとにコンティニュー用クレジットを要求されるためウケは悪かった。
レイジングストーム
唯一、1画面2人同時プレイが可能な作品。このため『物陰に隠れる』ことが出来ず
回避姿勢は必ずシールドで行う。回避中の視界がもっとも広い作品でもある。
使用武装は装弾数60発のマシンガンだが、登場する敵のサイズによって
クラスターショット(散弾ランチャー)やロケットランチャーに自動で切り替わる。
これらの武器で攻撃すると1発でなぜか一気に10HITほどコンボが増える。
キャッチコピーが「大量破壊マシンガンゲーム」なので、敵だけじゃなく様々なオブジェクトを破壊でき、かつてない爽快感が得られる。