概要
ある夜、主人公シセルは一発の銃弾によって殺されてしまう。
魂だけの存在となった彼が目覚めると、命と共に記憶も失っていた。
自分は何者だったのか？ なぜ殺されたのか？ 犯人の正体は？
そして、自分に与えられた死者の力の意味とは。
自分の魂が消滅する期限は明日の朝。主人公の孤独な追跡劇が始まる。
シゼルは様々なものに「トリツク」（取り憑く）ことで自らの死の謎を追う。
手がかりは、主人公の死を目撃したと思われる一人の女性刑事。
登場人物
シセル：気づいた時には死んでいた主人公
リンネ：死にとりつかれたヒロイン
クネリ：赤色の電気スタンドで正体を隠した幽霊
ミサイル：忠実なポメラニアン
カノン：メゾンドナムアミに住むミサイルの主人
カバネラ：あやしく踊り歩く警部
ジョード：5年前の事件で死刑囚になった元刑事
ゴミ捨て場の管理人：青いハトの「ドバト」と一緒の老人
オッチンドル：悩み絶たない法務大臣
エンマ(マダム)：恋愛小説作家である法務大臣夫人。怒ると頭が咲く。
エイミン：
リンジュー：公園の見張りを任せられた帽子の刑事
マッコー：眼鏡を掛けている緑服の刑事
ボーズ係官：テンテコの舞いが自慢のノーコン係官
ダビラ：ビラを配布する公園の宅地化反対の男
C38号：生放送で国家機密を歌いあげたロックシンガーの囚人
ミノくん：幾多の圧死事故を起こす公園のマスコット像