概要
ゲーム『ゴーストトリック』に登場するキャラクターの一人。
物語の始まりの場であるゴミ捨て場の管理人。ゲームの人物一覧表記は『コトリノロウジン』。
公式表記は管理人。本名は不明。英語版の名前は「Pigeon man」。
D地区廃棄集積所の管理をする老人で、普段はドバトという名の青い鳩を頭に乗せて管理人室で生活している(ドバトは一般的に鳩の分類の一つとされるが、本作中では名前と公言されている)。
滅多に動揺することがない落ち着き払った性格で、異常事態に遭遇しても冷静に現状を分析する。同時になかなかの毒舌家で、落ち込むモブ警察官にトドメの一言を浴びせたり、見知った相手の強がりな発言もばっさり一刀両断する等割と容赦が無い。しかしペットの鳩は可愛がっているようで、ある死の4分前でドバトの協力をふいにして某人物を救出できなかったときは珍しく怒りを露わにした。
その性格故か、死亡して魂状態になったキャラの中でも唯一最初から生前の記憶を保持していた。
管理人室の机には専門的で多種多様な実験器具類が所狭しと並べられており、何かの研究を行っているのは分かるが詳細は不明。調査で訪れた刑事達も、一介のゴミ捨て場の管理人には不似合いな精密機器類の数々に不審感を抱いている。また管理人室の地下室丸ごとがまさにピタゴラ装置になっており、それが殺人マシーンという形になっていることや、装置やゲーム中で起こる事件に対して意味深な台詞を呟いたりと謎が多い人物でもある。
※以下ネタバレ注意
ネタバレ注意
前職は監察医。10年前にアシタールという隕石に貫かれて死亡したヨミエルの死体解剖を行っている。
しかし石の特性で解剖できないままヨミエルが行方不明になったため、唯一得た手がかりである隕石の放射能データを元に、ヨミエルの死体の謎を突き止めるために辞職後研究生活を送る。そして本編から一年前、《アヤツル者》について調査をしていたカバネラから捜査協力を請われて手を組んでいた。地下室の物騒な仕掛けもその一環であり、警察の捜査資料から本人が推測も交えて作り上げたものである(再現度を重視したのか銃弾までバッチリ込めてしまっていたため、その装置でリンネが一度死んでしまっているが)。
ジョードとは警察時代に共に調査をした仲で、五年前に彼が自首する直前に預かったコートを終盤で返し激励した。