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ドバト

どばと

ハト目ハト科の鳥。野生化した飼い鳩の事。漢字表記は「堂鳩」または「土鳩」。

ドバトの原種はヨーロッパから中国にかけて生息するカワラバトで、紀元前三千年頃すでに家禽化されていた歴史の古い家禽である。
そうして飼養されたハトが何らかの原因で野生化し、野外で生存・繁殖するに至ったモノがドバトである。
日本には奈良時代には既に持ち込まれていたと言われ、神社仏閣などに住み着いた事から「たうばと(塔鳩)」と呼ばれていた。この「たうばと」がドバトの語源ではないかと言われている。
従って一般的には「カワラバト→本来の野生種」を、「ドバト→それらが再野生化したもの」を指すが、学術的には同じ種(学名もColumba liviaで統一されている)に分類される。ニワトリとその原種・セキショクヤケイの関係と同じである。

都市部で大量にドバトが繁殖している地域では、糞による歴史的建造物の汚損・腐食などが深刻である。これは放置されて乾燥したドバトの糞に金属の腐食を促進させる作用がある為である。
また、堆積したドバトの糞を苗床にカビの一種であるクリプトコッカス・ネオホルマンスが繁殖し、これの胞子を免疫力の落ちた人間が吸い込むと重篤な病気(クリプトコッカス症)を引き起こす。集団で生息する習性からから個体間の病原菌・寄生虫の伝染も深刻で、特にその羽にはダニなどの吸血虫が繁殖している事も多々あり、家屋に住み着いたドバトを仲立ちとして、人間がこれらダニの被害を被る事もある。
こうした被害の他、発芽したばかりの大豆などが食害を受ける事例もある。


因みにカワラバトは過去、日本では狩猟対象だったが、誤ってレース鳩を撃ってしまう危険性がある(飼鳥を射殺すると動物愛護法に触れる為)等の理由から狩猟対象から外された経緯がある。現在、害鳥としてドバトを駆除する場合は都道府県知事の鳥獣捕獲許可が必要である。通常は専門の業者に依頼する(個人による巣や卵の撤去も法に触れる)。

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