曖昧さ回避
- 訓練された鳩を用いた通信手段。
- Youtubeなどの配信サイトにおいて、他の配信者の話題を伝言するマナー違反行為。
1の概要
ハトを訓練し、遠隔地からハトにメッセージを持たせて届けさせる通信手段の一種。
強い帰巣本能を持つハトの性質を巧く利用したものである。
通信機器が未発達だった時代は、確実に伝聞を通達する手段として重要だった。通信文だけでなく、ハトが運搬できるサイズの小さな荷物を背中に持たせ運んでもらう機会も多く、中でも僻地医療で血清や薬品等の運び手として伝書鳩が担った役割は重要であった。
現在は通信手段の多様化により実際に通信手段として使われる事は稀となり、もっぱらスポーツ(「ハトレース」)として保存されている。
2の概要
昨今では「伝書鳩(鳩)」という言葉はYouTubeなどの配信サイトにおいて配信者のコメント欄に他の配信者の話題をするマナー違反についてのネットスラングとして使用される事が多い。
- 配信者が本来しようとしている配信を他人の話題で切ってしまう(本人方への迷惑行為)
- ほとんどの配信者は別の配信者の所で必要以上に話題にされ、結果として迷惑を掛けることを望んでいない(相手方への迷惑行為)
- 報告者の主観が混じった伝言ゲームになるため、情報としての正確性を欠いており、さらにそれを見た別の視聴者がより歪んだ情報を流布する可能性がある(デマ・風評被害の助長)
……以上のように、配信サイトにおける「伝書鳩行為」は報告者の自己満足感や独善に基づいた正義感を満たす以外にはデメリットしか存在しない行為であるため、大半の配信者は視聴者への注意事項として「伝書鳩行為」を禁止している。
報告しようとする内容がどれだけ意味のある(と、思った)ものだとしても、それが自分以外の全てが望まない、自分以外の全てを傷つける行為である事を思い出し、どうか動く前に踏みとどまっていただきたい。
関連タグ
少年仮面ライダー隊:通信方法の一つとして利用。