エジプト神話に登場する天空の女神。
概要
ヘリオポリス神話では大気の神シューと湿気の神テフヌトの子供。
兄であり夫でもある大地の神ゲブとの間にオシリス、イシス、セト、ネフティスをもうける。
ゲブと抱き合っているところをシューにより引き離され、天と大地はわかれたとされる。
指先と足先で大地(ゲブ)に触れ、弓なりになった腹部に星が輝き、大気たるシューがこれを支える。
「法の書」では、無限の空間、無限の星々を司る北の女神ヌイトとして登場する。
無限小の点を司る南の神ハディートと対になる存在であり、ハディートと結合する事でラー・ホール・クイトを生む。
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