概要
4月3日2011年に始まり、現在も続いている人気なweb漫画。ストーリーも絵もGigi D.G.氏より。ジャンルはファンタジー・コメディー。
作者によれば「うさぎ子供が楽しい冒険をする物語」で、かわいらしいキャラクター・RPGっぽい雰囲気・鮮やかな景色・独特な味を持ったユーモアに評価がある。
最近LGBT系キャラクターも多少登場していることが判明。
第1~3巻をKickstarter資金調達でネット上に発売されたが、2016年に修正版がFirst Secondにより発刊されることになると明かされた。
修正版第一巻は2017年の10月10日に発売予定。
二次創作に関して
本家様がツイッターでおっしゃっているように、この作品に子供キャラが多く登場するため、R-18な二次創作を控えてもらいたいと願っておられるそうです。
また、作品の世界観上、キャッキャウフフは存在しないとのこと。
ストーリー
ドリームサイドの世界は平和な日々を送っていった。
魔法学校に行くはずだった少年・キュウカンバーだったが、
旅立つ日の前の夜、お父さん・キャベツ卿からの手紙が届けてくる。
キャベツ卿によると、悪党のコーデリア女王が、大昔世界を危機に陥れたナイトメアナイトを復活させようとしているのだ。
唯一世界を救えるのは、初めてナイトメアナイトを倒した英雄の末裔であるキュウカンバーだ!
キュウカンバー本人は自分がとても英雄向きではないと解かり、ただ学校で魔法を勉強したいが、そのお母さん・ベーグルに一応お城に行って様子を見た方がいいと頼まれる。
よほど英雄向きの妹・アーモンドが兄の代わりに行ってみてもいいと提案するが、「妹は英雄になれるはずがない」と却下されてしまう。
落ち込みながらも大人しくうなずき、旅立つキュウカンバー。
小さな魔法使いの兄・英雄にも負けない剣さばきを誇る妹とその仲間たちの冒険が今、始まる。
各話リスト
話数 | サブタイトル | サブタイトル(英語) | 開始日 | 終了日 |
---|---|---|---|---|
プロローグ | ありがとう、お父さんとお母さん! | Thanks, Mom and Dad! | 4月3日2011年 | 8月6日2011年 |
第0話 | ナイトメアナイト、復活 | The Nightmare Knight's Return | 8月14日2011年 | 1月11日2012年 |
第1話 | ディザスター・イン・パラダイス | Disaster in Paradise | 1月31日2012年 | 12月24日2012年 |
インタールード1 | -- | Interlude 1 | 12月26日2012年 | 4月9日2013年 |
第2話 | メイキン・サム・ノイズ | Makin' Some Noise | 4月20日2013年 | 3月14日2014年 |
インタールード2 | -- | Interlude 2 | 3月15日2014年 | 7月6日2014年 |
第3話 | ザ・タイトル・マッチ | The Title Match | 7月27日2014年 | 9月23日2015年 |
インタールード3 | -- | Interlude 3 | 9月27日2015年 | 3月12日2016年 |
第4話 | マスター違い | Mismastered | 6月13日2016年 | 4月7日2017年 |
インタールード4 | -- | Interlude 4 | 4月21日2017年 | 9月29日2017年 |
第5話 | 震撼点 | The Quaking Point | 1月12日2018年 | -- |
登場人物
仲間キャラクター
キュウカンバー
いつか魔法使いになり、魔術で他人の力になることが夢の心優しい少年。主人公であり、この作品においては絶滅危惧種状態に言っていいほど珍しい常識人でもある。やや後ろ向きな性格だが、まず話し合いで解決しようとしており、ナイトメアナイトたちの繰り返していく復活の真理を求め始めているささやかな勇敢も見せつつある。愛称「キュウコ」「キュウコ兄ちゃん」。
それは偉い魔法学校に受かれたが、父親のおかげでそこに行く予定が狂っている。ドーナッツ王国のカップケーキ村出身。
初期装備の自作のボロボロした杖のせいで魔法が失敗することもしばしばだが、ちゃんとした武器を手に入ることにつれて実力を見せてくれる。
容姿は名前どおりのキュウリなモチーフなセーターにオレンジ色の髪。
アーモンド
熱血な性格の少女。キュウカンバーの妹。もう一人の主人公。
兄の代わりに冒険したい提案が母親に却下されるが、家出しキュウカンバーをピンチから救出するタイミングで再登場。体育系で剣の腕が一人前。実は小柄な見かけによらずドヤ顔で兄を簡単にお姫様抱っこできるほど力持ち。おめかしも大好きらしく、キュウカンバー一向が新しい衣装になるところでコマの隅っこで楽しんでいる様子が伺える。
人気テレビ番組「美少女守護者パニシャーパミス」の主人公に憧れている。その次に好きなキャラクターは悪役のメテオラ女王とのこと。
作者によれば彼女は前の勇者たちとまったく同じ性格をしており、王道な勇者らしく口よりさきに手が出てしまう行動派。
最初は軽い気持ちで冒険に出たものの、多少の絶体絶命的な状態を経験してから勇者としての使命を真面目に向き合うようになる。また、ナイトメアナイトやローズマスターに殺されそうになって以来トラウマを受けた様子も伺える。
ペリドーからのネチネチなアプローチを面倒がっているような発言(「ホントあたしから離れてられないのね、アンタ」)を度々口にするも、なんだかんだで彼女との熱いライバル関係を楽しんでいる模様。なお、現時点でペリドーの想いを報っているかどうかはまだ不明だが、二人は少しずつ仲良くなっていく姿がきちんと描写されている。
名前どおり、容姿はアーモンドなモチーフで、アーモンドの花を髪飾りにしている。ちなみにドレスのポケットは剣でも簡単に入れる。不思議。
キャロット
ドーナッツ王国の騎士。騎士道の思想が揃っているがちょっと怖がりな性格。まれに大人ぶろうとするもなんだかんだでみんなのいじられ役。超頑張れ。
元々は悪党トリオになった前のトマト・レタス・ベーコンとは仲間だったが、それはにんじんがBLTサンドイッチに合わないほど馴染めなかったとのこと。
パフェ姫とは恋人であるらしく、二人はお揃いのペンダントを持っていることが確認。やがてピアノからも「きみってパフェの彼じゃん」と言われ、実際付き合っていることが判明。
実は一人で愛する彼女を助け出せなかったことをかなり気にしている様子。
名前どおり、髪型はにんじんっぽい。主の武器は槍だが、スプラッシュマスターとのボス戦で失くしてしまう。
長らく己の役立たずっぷりを悔やんでいたが、お揃いのペンダントに通じたパフェの愛の力によってまるで魔法少女かのように変身し、新しい衣装と武器と力を授かる。ファン曰くイケメン化している。
レガートの演劇にてまさかの女装役にさせられたことを素直に受け入れている他、公式から彼とパフェ姫の微笑ましい衣装交換エピソードを描かれているなど、スカートを履いたりドレスを着たりするのにあまり抵抗を覚えていない模様。
ノーチラス
リップル王国の姫君。普段は物腰の柔らかい振る舞いだがなんか腹黒い一面も。無謀と言っていいくらい前向きで、時折突飛すぎる行動で周りを振り回してしまう。英雄にクエストの歴史について語ってあげることが使命の一つらしく、リップル王国に到着したキュウカンバーの仲間になる。だが実は悩むほど忘れっぽい。てへぺろ☆。
とにかくとんでもない性格をしてらっしゃる…が、色々な困難を経験して自分の欠点を反省し始め、いつか忘れっぽさを克服できるように日記を書き始めている。
一応王族の召喚術に才を長けており、携帯電話の似た「王立たる召喚術の器」を使用し使い魔のシビレウナギ「リクゥス」を召喚することが出来る。
名前どおり、オウムガイのような髪飾りをつけている。また、褐色肌でめがねをかけており、目も髪の毛も不思議とキラキラ輝いている。
悪役たち
ナイトメアナイト
ドリームサイドの世界に災いをもたらしたとされる、巨大な人の姿の怪物。ラスボス。
ドリームソードとディザスターストーンを以て封印できるとされるが、その前にその七体の部下「ディザスターマスター」を倒さなくてはならない。
コーデリア女王の企みによって復活を遂げた。
エキセントリックで失敗しがちな部下たちに常に呆れている皮肉屋な一面も。
パフェ姫をトマトのセクハラから助けてくれるなど、純粋な悪党だけではないかもしれない。
自他の発言によればなんらかの事情があって戦っている様子だが……?
なお、その事情については少しだけパフェ姫に打ち明けている。
最初はコーデリアのことを前の召喚者に重ねて見てしまい苦手意識を抱えていたと認めているも、彼女のペリドーを慈しむ姿を目にして見直したとのこと。
コーデリア女王
世界征服のためにナイトメアナイトを復活させた女性。ほかの登場人物と違い、猫耳をしており、そのため宇宙人ではないかと疑われている。
普通はワイングラスを片手に登場。
不甲斐ない部下に容赦はしないが、ペリドーとは姉妹か親子のように仲がいい模様。
ナイトメアナイトの仕組みを怪しく思い始めたらしいが、直接ツッコミを訴えてみようとすると激しく脅かされ、彼のことを苦手意識するようになった。
しかし第4話にてナイトメアナイトの助言を受け、勝利を掴むために自らクリスタル王国へ旅立つ。それからのハプニングを経て、互いに少しずつ打ち解けている様子を伺える。
彼女もまた、なんらかの事情があってドリームサイドに流れ着き今までの行動を取ったとのこと。
ペリドー
アーモンドと同じ年齢くらいの、コーデリア女王に仕えるツンデレ魔女っ娘。
プライドは高いが、幼さの抜けず、短気で負けず嫌いな性格。ドジる時にとことんドジてしまうドジっ娘。
特別な魔法で敵を宝石に変化する恐ろしい才能を誇っている。が、時間が経てばいずれ魔法は解けてしまう。
名前の綴りは「Peridot」だが、正しい発音は「ペリドット」ではなく「ペリドー」。間違われると本人は激おこぷんぷん丸٩(๑`^´๑)۶。
また、名前どおりに容姿(髪の形・色から衣装まで)はカンラン石の様。
作者の余談によれば、実はアーモンドに対し淡き恋心を抱いており、彼女と顔を合わせる度の立派なツンデレぶりの故はそこにあるとのこと。最近は熱心的にアプローチ中であり、アーモンドと戦う機会があれば喜んでドーナッツ王国を飛び出す。その思い故に、時折アーモンドたちを危機から助け出すこともある。
また、彼女もアーモンドの好きなテレビ番組「美少女守護者パニシャーパミス」を楽しんでおり、二人でその話題で盛り上げてワイワイと熱く語った微笑ましい姿が描写されている。なお、ペリドーの一番好きなキャラクターはなんと正義の味方であるパミス自身である。本人によると、テレビで正義の味方が好きなだけでリアルの勇者たちに加担しないし、それにリアルな勇者たちと違ってパミスはかっこいいとのこと。
なんだかんだでコーデリアとナイトメアナイトとはそれぞれ親子のような関係になっており二人に可愛がられているが、時折表情が曇る彼女は二人に心配もされている…。
トマト&レタス&ベーコン(通称BLTトリオ)
女王に仕える悪い騎士たち。
リーダーのトマトは自分の男らしさにうぬぼれ、パフェ姫に色目を使いまくりだがまったく相手にされていない。とある事件により、ナイトメアナイトのことを怖がっている。
サブリーダーのレタスはトマトに思いを寄せており、お馬鹿な態度でぶりっ子的な喋り方。しかしそれは猫かぶりに過ぎず、本来の自分は…?
ベーコンはうさぎなはずなのに豚らしい外見で、初登場あたりの駄目大人かつネタキャラ扱いが目立つ。よくトマトにいじめられており、最終的にクビにされてしまう。だがレガートの劇団事件に巻き込まれて演劇の隠れ才能を見つけては、インタールード3の再登場の際、色々と大変身をしている。現在はクリスタル王国に住み着いており、ライジングスターの女優として「美少女守護者パニシャーパミス」のパンチェッタ役を演じている。
スプラッシュマスター
巨大なたこ、ナイトメアナイトの部下の一人。おバカだが陽気に頑張りやさん。リップル王国の人々を困らせている。
キュウカンバーたちの前に立ちはだかる、記念すべきストーリー最初の中ボス。
作者いわく他のディザスターマスターと同じく特別な能力を持っているものの、使い方がイマイチ掴めていないため得意な力任せで戦う。
また、最初に作られたためディザスターマスターの最年長であるが、下の兄弟から末っ子扱い。
ノイズマスター
ヘッドフォンとマントをつけた、ナイトメアナイトの部下の一人。メロディー王国を進撃する。人前では騒がしく元気な性格だがその本音はニヒルな反抗期ちゃん。
コンサートに出るはずだったピアノ姫を拉致する。「ノイズブラスター」という大砲でメロディー王国の首都を崩壊しようとしている。
実は背の高さはアーモンドたちの膝位。ちっこい。
なにやらファンの間に熱狂的な人気を誇っている様子。
ミュートマスター
大きくぷにぷにな身体を持つ、ナイトメアナイトの部下の一人。ノイズマスターと協力関係にあたる様子であり、ノイズマスターから「相棒」「ダチ」と呼ばれている。
「うん」などの小さな音でしか声を出せられないらしい。
萌え死に要注意。
実は大きい音が耐えられなく気絶する困った体質であり、そのことをノイズマスターに漏らされアーモンドの怒鳴りであっさりと目を回り倒れてしまった。なんという不憫ぶり。だが…?
ローズマスター
ナイトメアナイトの部下の一人にして記念すべきおなごディザスターマスター第1体。目を隠す赤薔薇みたいな髪と緑色の肌をしており、ドレスに身をまとう。肩から葉っぱを生えている。
普段はお淑やかで落ち着きのある雰囲気だが、根は情熱家で粘り強く、怒ると滅茶苦茶怖い。ちょっと毒舌家な一面も。しかし無慈悲ばかりと思いきや、ヘマする部下に怒らないであげたり一人でいると泣き崩れたりもしており、人情豊かな一面も持っている。何の罪もないフラワー王国の住民を襲う役割で良心を痛めているも、ナイトメアナイトの望みなら仕方がないとずっと心を鬼にしてきた。
ナイトメアナイトのことを「ナイトさん」と呼び慕っており、自分も部下から「ロジーお嬢」と慕われている。
ノーチラスを拉致する際にトランス系女子であることが判明。さぞや辛かった過去を思い出せられる伝説や昔呼ばれていた名前「ソーンマスター」の話を嫌がっている。
花を使って被子植物の名前を持っている人物の記憶を自在に操る力を持っており、その力でフラワー王国に己の王族が既に死亡していると思い込ませ、手にしたものの魔力を2倍にする”ホーカスクロッカス”を奪うチャンスを作るためにミスターRのプリンセスコンテストを行わせた。計画の邪魔にならないように力の通じないノーチラス・カブードゥル隊長・ペリドーを拉致する。
ホーカスクロッカスを手にすると巨大化し「スーパーローズマスター」になる。なお、最初は淡く優しい光を纏う姿になったが、本人は「このままだとお姫様に間違われてしまうわ」と判断し、意図的にもっと悪役っぽい巨大化した姿に変身したという。
クエイクマスター
クリスタル王国の民を困らせてるとされるディザスターマスター。男の子。
第5話にて初めて顔を披露しており、容姿はスーツ姿のやや横太りな黒石な大男。目と口のシルエットはマグマのように鈍く光り、蒸気を放つ。
グリッチマスター
ナイトメアナイトの部下の一人であり、謎の塊でもある。容姿は黒い球で性別はおなご。インタールード2から登場するも名前の半分は伏せられており、チャプター3でディザスターマスターであることが正式に明かされている。
ナイトメアナイトに化けてキュウカンバーたちを殺しかけたりその後彼らを影から応援しているかのような発言もする。そしてなぜかあのコスモと手を組んでいる様子。
本来の目的とは、長らく水面下にディザスターマスターの足を引っ張ってきたナイトメアナイトに叛逆をしかけることらしい。
フキダシはMOTHERシリーズのテキストディスプレイへのオマージュとのこと。
ザベストマスター
ナイトメアナイトのいたずらにより封印を解かされた、捨てられたマスターと恐れた伝説の魔物。
その正体はまさかの黒歴史キャラクターだった。愛称「ベストちゃん」。
容姿はボロい指人形で性格はとっても頑張りやさん。色んな王道的な恐怖症を利用して主人公たちに挑んでくるも、どれもとっても間違った解釈に基づいた使い方で効果が薄い。
いつか自分も立派なディザスターマスターとしてナイトメアナイトに認めてもらいたくてひたすらに頑張るも、まだ自分のアプローチを磨いてはならないと悟ってキュウカンバーたちにもう一度封印して欲しいと頼んでいる。
多少のハプニング後に無事に封印してもらうが、その先に彼が見るものとは…?
オラクルさんと彼女に仕える者たち
夢のオラクル
英雄を導くはずの精霊……だが本人のやり方は驚くほど中途半端。大丈夫ですかね。
未来を見える才能が持つらしいが未来を見ると定められてしまうから見ようとしない。
「ただ出来ないんじゃないですか」とほかの登場人物から疑われがち。オラクルさん頑張れ。
キャベツ卿の昔話によれば、過去にナイトメアナイトの復活が止められたという報せを受けた時に残念そうな表情をしていたらしく、なにか裏の事情があるようだ。
グリズリーゴム
オラクルの森を保護するグミベアなおじさん。歯がないため構音障害がある。
実物版第1巻のみに載っている外番ストーリーに再登場。
シャルドネ
オラクルに仕える、葡萄らしき姿の小さな妖精。雇い主の性格に難があるため苦労が絶えないらしい。シャルドネさん頑張れ。
キュウカンバーたちの様子を見に行くと、うっかり彼らに思わぬ事実を漏らしてしまう……。
七つの国の王族
パフェ
ドーナッツ王国の姫君。常にどこでも敬語使いな喋り方が目立つ。
ケーキ街のお城に閉じ込められ、恋人のキャロットの助けを待っている。長く待ってしまいそうでちょっとかわいそうな立ち位置。
しょっちゅうトマトからセクハラを受けており、苦労が絶えない模様。
基本的に心優しいだが鋭くあざとい一面も持っており、他に討つ手がないのであれば女の魅力を使って相手を付け込み掌に躍らせることも惜しまない大胆さも揃えている。
そしてなんと、彼女のことを時折庇ってくれたナイトメアナイトを友達にする気満々。
絵描きがとても上手でかなりの速筆。
インタールード2でキャロット宛ての手紙をナイトメアナイトに届けて欲しいと頼んでいる。
ピアノ
メロディー王国の姫君。
母上・シンバル女王の誕生日パーティのコンサートで歌うはずだったが、ナイトメアナイトの部下に拉致されてしまう。
シンバル女王によると普通は大人しい気質だが、感情が高ぶるとついスペース王国にでも聞こえるくらいの大声で叫んでしまうらしい。
そしてなんと、その声は「ノイズブラスター」の電源にされてしまっている。
本人は現状を自覚しており、大声を我慢しようと努力しているが…。
クリスタル王国の姫君・アメトリーヌとは10年前から仲が良く、彼女のことを「アミー」という愛称で呼び、彼女宛の手紙をキュウカンバーたちに託している。
チャプター2のおまけコーナーでのやりとりによれば、実はそのアメトリーヌに友達以上の気持ちを抱いている様子だが、片思いか両思いかは長らく触れられなかった。当時そのことについて問われた作者によれば「今はなにも言えないけど、実際の二人の関係は後々明らかになります。ちなみにピアノさんレズですか的な意味で気になっていたなら、その通りですよ」と発言した。第5話にあったて二人の関係にスポットが当たっていく様子。
アザレア
フラワー王国の姫君。
ローズマスターの企みによって己が姫であることを民に忘れられ自分も忘れており、ミスターRの助手の一人として登場している。
可憐な姿をしているもかなりやんちゃな性格をしており、両親曰く最近変な「趣味」に夢中になっている。
その「趣味」とは「怪盗サターデイ」としてドリームサイドの宝を盗み集めることらしくて、仮面と変装をした姿でプロローグから登場している。星の形をした玉を撃つ拳銃を武器としている。
二回もドリームソードを盗んでいるが、その目的はなんなのかも、そもそもやんちゃをする以外の目的があるのかも、謎に包まれている。
アメトリーヌ
クリスタル王国の姫君。
印象的なモヒカンとマスキュリンな服装をしたかっこいい系王女。キャロットを助っ人にクエイクマスターと自ら決着つけに行くあたり、勇ましさを見せる。
本編の登場より先におまけコーナーにてピアノ姫の回想に顔を出していた。
彼女の記念すべき第一コンサートで助け出してからの付き合いであり、ピアノにとっては大切な人らしい。現在でもピアノにもらったネックレスを身につけている。
第5話にて彼女とピアノはやはり付き合っていることが判明。しかし二人の関係は最近トラブっているようで…?
サンシャイン
スカイ王国の姫君。
熱気球でお日たまと一緒に大空を旅する日常を送り、世界中に日の光を注いでくれる。
その青眼は明るいうちに雲をそよいでおり、夜になると煌く星を映し出す。
あと、割と小柄らしい。
クロワッサン王
パフェの父親。
ペリドーの呪いにより宝石の像に変化されてしまっている。実物版第2巻のみに載っている外番ストーリーに登場。
ひとり親であり、妃や恋愛相手は元からいないらしい。なお、この作品においては赤ん坊はコウノトリに運ばれる形で親に届くため、ひとり親・同性夫婦・二人以上の関係でも子供が出来るとのこと。
ケルプ王&コンチ女王
ノーチラスの両親。どこかのワカメ&ヒゲ親父と違って、二人とも娘思いな親。
コンチ女王はスプラッシュマスターに連れ去られており、その基地で囚われている。
ケルプ王は娘とキュウカンバーを手伝うようにアドバイスをくれたり、キュウカンバーに中々使いどころのなさそうな魔術技を教えてくれる。
シンバル女王&クラリネット王
ピアノの両親。
シンバル女王は性格が人懐っこくてちょっとわがまま。国の女王様なのに喋り方の丁寧さがまったくない。
クラリネット王はやや暴走しがちな妻のストッパーとして働いている。
ヒマワリ王&シオン王
アザレアの両親で、フラワー王国の本来の王族。
ローズマスターの企みによって己が王族であることを民に忘れられ自分も忘れており、ミスターRの助手たちとして登場している。
サファイア女王&ルビー王
アメトリーヌ姫の両親。サファイア女王は西クリスタル王国の支配者で、ルビー王は東クリスタル王国の支配者。
その他
コスモ
ちょっと生意気な性格のマッドサイエンティスト。耳の形から判断してスペース王国出身。
その発明品でキュウカンバーたちの役に立ちたいと言い張っているが多分発明のテスティングをしたいなだけであろう。実際的にテスト中の発明品で主人公たちを困らせてしまうことが多い。
とにかく殴りたい、その笑顔。
ちなみに作者によればこのキャラクターのインスパイアだったTOLのジェイの序盤における振る舞いを考えていれば、これは納得のウザさ…かもしれない。
そしてにほぼ気付かれていない模様だが、実は現時点で性別不明だったりする。
短髪や衣服のため男の子と見受けられがちだが、三人称に一度も呼ばれていないため未確認。女の子、もしくはどちらでもない可能性を秘めている、謎に包まれているどころか謎からできているキャラクター。
なぜかスペース王国を襲っているはずのグリッチマスターと協力関係にあたるらしいが…?
カブードゥル隊長
宇宙船に乗り、空から降ってきた変人(もしかしたら宇宙人)。
コーデリア女王のことを知っているような口ぶりだがその本質は謎。
いかなる時も元気1000%。チャプター3においてなんらかの事情で一向から逸れてしまったノチラスと共に行動している。
リュート
メッゾの壁の向こう側にあるオルガネット町の町長。息子のマンドリンをレガートに攫われてしまった。
フード付きマントを羽織った、眼鏡と前髪で目を隠した女性。
キュウカンバー同様、珍しく常識人。
レガート
悪名高き魔術師の亡霊。赤い目に金髪。外見は美男子だがナルシストな性格はかなり残念。
リュート自身の息子を含めて、オルガネット町の人々を攫い、困らせている。町に到着するキュウカンバーたちも拉致する。その目的はなんと、自作の劇団に演じてもらうためである。
なお、使い魔の楽器達によれば、彼は本物のレガートではなく、使い魔たちがうっかり隠しそびれた本来のレガートの力の源を見つけた、まったくの別人。
その驚くべき正体は…?!
なお、作者によれば本物のレガートもいずれ登場する予定とのこと。
ミスターR
ローズマスターの企みにより仕立てられた”本来の王族がもういない”フラワー王国のファッションの王さま。おしゃれなお化粧と衣装をしている。
インスピレーションの閃きがやってこないことで気を滅入っていたらしいが、キュウカンバーの発言を聞いて自分の雑誌のニューフェイスとなる”プリンセス”を決めるための大会を開く。
その本当の姿は本来の王族に仕えるファッションデザイナー。
「ブランブルビー」名義で怪盗サターデイの執事をしており、第0話から登場している。その際にヒゲを落とし沈黙を装うことで正体を隠した。
お日たま
かわいらしいお顔の太陽さん。サンシャイン姫の相棒。
性格はぽかぽかで口調はやや幼い。
キャベツ卿&ベーグル
キュウカンバーとアーモンドの両親。
ベーグルは子供思いな優しいお母さんだがキャベツ卿の性格に色々な難があったりする。
タルトレット&バゲット
ケーキ街のパン屋で勤める二人の女性たち。タルトレットは心優しい性格でバゲットはさばさばで厳しい。
実物版第1巻のみに載っている外番ストーリーでは主人公。
作者曰く、この二人の日常中心のストーリーを描きたい時期があった。
ブルスケッタ&ビスコッティ
パン屋で勤める兄妹、タルトレット&バゲットのライバル。
兄のブルスケッタは自信家かつモテモテで常に目立っており、妹のビスコッティは怖がりで影が薄い。しかしいざ二人がお菓子作りを始めると…?
実物版第1、3巻のみに載っている外番ストーリーに登場。
スティーブ
ベストちゃんを作ったという謎の人物。外見といい口ぶりといいナイトメアナイトとはなんらか関係がありそうだが細かい事情はまだ不明。
軽口を叩くフレンドリーな性格の様子だが、なんだか物騒な話を持ち込んでくる悩ましい男。
関連タグ
関連作品
ソルストリア - 作者同士は友達にあたる。Gigi D.G.氏はソルストリアの応援イラストを描くこともある。
Undertale - 作者のGigi氏は一部のドット素材、プロモーション用・グッズ用のイラストを担当しており、またToby Foxと友人関係にあたる。
関連リンク
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