概要
映画好きの高校生達が繰り広げる、ドタバタ映研議論コメディ。
メジャーどころからマイナー作品までの映画ネタや、映画好きあるあるなどが繰り広げられる。
単行本では話の合間に本編内で紹介された映画の一言解説も入っている。
ストーリー
映画のような青春を夢見る映画ファン・熱川鰐人は、高校デビューをして熱い青春を送る決意をする。
しかし、映画好きであるが故に、学園一の変人が集まる映研(通称:死ね部)のトラップに引っ掛かってしまい、気が付けば入部する羽目に…。果たして鰐人は映画のような熱い青春を送ることが出来るのか。
登場人物
熱川 鰐人(あつかわ がくと)
一年生。好きな映画:アクション、青春もの
本作の主人公。映画が大好きで、映画のような熱い青春を夢見る青年。
ディープな映画オタクであるが故に映研のマニアックな部員勧誘に引っ掛かってしまい、
黒澤の「映画を撮る」という言葉と花村のおっぱいに惑わされて入部することとなる。
映研の中では常識的で、暴走する上級生たちへの(時には強烈な)ツッコミ役が主。
しかし青春への拘りは並々ならぬものがあり、時に黒澤ですらドン引くほど。
実は学年一位の秀才。
黒澤 天喜(くろさわ あき)
二年生。好きな映画:黒澤映画
映研部員の基本的にいつも騒がしい変人。字幕派。
常時サングラスを着用しているが、これはクォーターであるために虹彩の関係で日光に弱いため。
サングラスを取るとかなりの美人だが、スタイルは貧相。
一番好きなのは黒澤映画だが、映画自体の守備範囲は広く、鰐人とも趣味が近い。
花村 端月(はなむら みつき)
二年生。好きな映画:カンフー映画
映研部員の一人。天真爛漫な性格で容姿もスタイルも良い(昨年のミスコン)。吹き替え派。
無自覚な毒舌で、考えるより先に身体が動くタイプ。
ジャッキー映画の8割は見ていると豪語する大のカンフー映画ファン。
黒澤とは映画を見るスタンスで何かとぶつかりやすいが根本的には仲良し。
鰐人的には一番タイプらしく、他の部員(というか黒澤)に比べると当たりがやさしい。
宮川 一子(みやかわ いちこ)
二年生。好きな映画:B級映画
映研部員。学年一位の成績を誇る才色兼備の美少女。吹き替え派。
礼儀正しく物静かで人づきあいが苦手だが、映画の趣味は黒澤や花村も敬遠するほど偏っており、所謂B級どころかそれを通り越したZ級映画が好き。
『実写版デビルマン』をすぐB級の引き合いに出されることが嫌いで、(いつでも見せられるように)常に懐に忍ばせているほど。同志を欲して常に虎視眈々とB級初心者に目を光らせている。
祝 巖鉄(いわい がんてつ)
三年生。好きな映画:SF
映研の最年長部員。小柄で小太り、目元まで隠れたぼさぼさの髪に無精ひげと言う、どこかの橋の下にいそうな外見だが、れっきとした高校生。字幕派。
つかみどころがない性格で、最終的に鰐人が入部したのは彼の弁舌に丸め込まれたという部分も大きい。
小津 安(おづ あん)
一年生。好きな映画:?
鰐人のクラスメイト。真面目な委員長タイプ。成績に反して不真面目な態度の鰐人がなぜか気になり、何かにつけて口うるさく注意する。
成り行きで鰐人から映画を借りるという形で交流することとなり、映研とも接点が出来た。
鰐人を異性として意識している節が見られるが、本人がそれを認めず、かつ態度に出てしまっているため、鰐人本人からは情緒不安定と思われている。
映画オタクではないが、一定の知識は持っている。