Devilman_Crybaby
でびるまんくらいべいびー
俺は悪魔ではない!俺は!デビルマンだ‼︎
美樹、戻るよ!キミのところへ!俺はキミから、一番大切なものを受けとった!
俺が人間であり続けるのは、キミがいるからだ‼︎
オマエは、俺が!救ってやるッ‼︎
なんで殺しあう!?憎しみあうんだ!!?
悪魔だ…オマエたちこそ…!
地獄に堕ちろお‼︎人間どもめええええええええ‼︎‼︎
概要
1972年の永井豪氏による漫画『デビルマン』のアニメ化作品。原作のスタートからラストまでを、全10話と短いながらも詳しく描ききった初めての映像作品デビルマンである(某実写映画を除く)。
湯浅政明を監督に据え、ストーリーの流れ・路線とセクシャルかつバイオレンスな作風は原作を踏襲しつつ、キャラクターのデザイン・設定、時代背景が大胆かつ現代的にアレンジされている。
一部の展開は当アニメオリジナルであり、しばしば『激マン!』などで語られていたヒロインの濡れ場など、少年誌に掲載していた当時では永井氏ができなかったとされる過激な描写が、その一角として取りいれられている(永井氏曰く「ちゃんとデビルマン」)。
登場人物
不動明(CV:内山昂輝)
↑変貌前
↑変貌後
本作の主人公。『緑ヶ丘高校』に通う男子高校生。陸上部に所属。
医者の両親を持ち、幼いころ海外に医療活動に出向いた両親に代わって牧村家に引き取られた。
外見はナヨナヨしており、泣き虫なうえに運動もケンカも苦手だが、他人のために涙を流し、それでいて自分が悲しくて泣くようなことは絶対にしない強く優しい心の持ち主(アモンをも押さえこむその精神力は、魔王たるゼノンも興味を持つほど)。
悪魔の存在を確認するために親友である了に連れ来られた暗黒パーティー『サバト』にて狂乱する参加者たちに激しい暴行を加えられ、大量に召喚されその場の人々を虐殺していく凄惨な現場を目撃する。
挙げ句喰い殺される恐怖で完全に理性を喪失。悪魔族随一の勇者アモンとの合体を遂げ、持ち前の強靭な精神力で精神の侵蝕を押さえこみ、悪魔の超力と人間の心を併せ持った超生物・デビルマンとなってしまう。そしてその圧倒的な戦闘力で召喚された悪魔を皆殺しにし、了と残った人々を修羅の跡地から助け出す。
その日を境にして、大切な人たちと人類を悪魔の毒牙から守るために、了の協力のもと悪魔を狩る戦いに身を投じることとなる。
アモンに憑かれてからは人格も外見もワイルドに豹変し、女の子を中心に一躍学校の人気者になる。また身体能力も爆発的に上昇し、特に肉食獣のような重心の極端に低いフォルムでの短距離走は美樹やミーコを軽々追い抜き10秒というとんでもない記録を叩き出したほど。
しかし人気者とはいえ悪魔憑きの状態にあるため、鍵が壊れて開かないドアを怪力でこじ開ける、視聴覚室で大画面と廊下まで聴こえるほどの大音量でAVを鑑賞する、陸上の大会で幸田の秘密を吐かせるために彼の学校のチームのメンバーを取っ捕まえて脱がせるなど、極端な素行の悪さが目立つようになる。
合体した悪魔が『地獄の野獣』とも謳われた獰猛きわまりない輩だったこともあってか本能的な食欲や性欲、破壊衝動、新陳代謝のスピードなどが常軌を逸しており、明本人日々それに悩まされている。また、その体はエネルギーを大きく消費する代物らしく、了の家で頻繁に肉料理を摂取している(居候先の美樹の家は完全菜食主義で、肉料理はたまにしか食べられないため)。
しかし優しい性格は変わっておらず、泣き虫なのも、自らのためには泣かず、人のために泣く性分も相変わらず。
運転免許を所持しているかは不明だが、移動手段として了から支給された大型のバイクを用いる(ただしノーヘル)。スマートフォンは了に買ってもらうまで持っていなかった。
強い悪魔が憑き強い心を持つとはいえその戦いはあまりに険しく、悪魔が関わったことによる両親と牧村の人々の死、悪魔に仕立て上げられた罪なき人々が同じ人間によって殺されていく様をまざまざと見せつけられ、人間を守るという意志は次第に揺らぎはじめる。
さらに人間が人間を殺している現状をなんとも思わない了を見限り、彼の家を去る際に了が口にした「そんなこと(人間を救うために悪魔と戦うこと)のためにおまえをデビルマンにしたんじゃない」という本末転倒な言葉についに堪忍袋の緒が切れ、完全に決別する。
悪魔と人間の戦いが激化してからは、幸田やミーコをはじめとするデビルマンを集め軍団を結成し(ただし幸田は離反)悪魔の迎撃をはかる。
飛鳥了(CV:村瀬歩)
明の親友であり、もう一人の主人公。金髪碧眼の美青年。明と同い歳ながらアメリカの大学で教授を務めるほどの明晰な頭脳を持つ。ロシアのフィキラ博士の悪魔についての研究を継ぎ、その実在の証拠を掴むため、無二の親友である明に一番最初に伝えるために帰国していた。