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奴隷騎士ゲールの編集履歴

2018-04-23 00:32:18 バージョン

奴隷騎士ゲール

げーる

フロム・ソフトウェア開発のダークファンタジーアクションRPG『DARK SOULS3』の登場人物 (メイン画像左側)

…ああ、あんた…



あんた、あのと同じ匂いだ…



そうか、あんた、火の無い灰だな。そうなんだな!



概要

ダークソウル3のDLC第一弾ASHES OF ARIANDEL導入後に深みの聖堂の篝火に現れるNPC。

主人公を火の無い灰と気付き、絵画世界の切れ端を使ってアリアンデル絵画世界へ呼び込む。

恐らく主であろう絵画世界にいる「お嬢様」に新たな絵画世界を描いてもらうため、二人目の灰である主人公に絵画世界を燃やさせることを目的としていると思われる。

絵画世界のボス前で召喚サインを書いており、召喚すればボス戦の第二形態から参戦してくれる。

ちなみにこの時の彼は残り火を使わなくても呼べる。如何なる奇跡かは分からないが、彼が相当な高齢である事や奴隷騎士シリーズの説明文から察するに、何か古い時代の名残を使っているのかもしれない。






…これで、灰はふたつだ…







































これ以降は『ダークソウル3』のDLC第2弾「THE RINGED CITY」に関するネタバレを取り扱っており、

プレイ前の閲覧には注意が必要です。



























DLC第2弾「THE RINGED CITY」


第2弾においては、序盤エリアの「吹き溜まり」所々メッセージとゲール自身の幻影、そして赤い布の切れ端があり、プレイヤーにアドバイスをしてくれる。また、本DLCにおける最初のボス戦『傷ついたデーモン/うろ底のデーモン』においても召喚サインを書いており、召喚すれば高い体力と攻撃力を持つ頼もしい味方となる。

ところが第2エリアである「輪の都」ではメッセージも幻影も見えず、彼の物と思われしき赤い布の切れ端が一箇所にポツンと置かれているのみ。


また、このエリアに到達し深みの聖堂でイベントをこなしていない場合、ゲールは姿を消し、彼のいた場所に絵画世界の切れ端が落ちている。



















































































これ以降は『ダークソウル3』のDLC第2弾「THE RINGED CITY」に関する最大級のネタバレを取り扱っており、

到達前の閲覧は初見の楽しみを大きく削ぐ可能性があります。

出来れば到達前であればブラウザバックを推奨します



























助けてくれ、フィリアノール…




赤頭巾が我らを喰らう…




我らの暗い魂を…























まだ、いたのか




さあ、儂によこせ。お前の、暗い魂を




お嬢様の画のために




奴隶骑士盖尔





ネタバレ注意


フィリアノールの抱く神の封を解いた主人公、光が晴れるとそこは滅びきり、一面荒れ果てた最果ての砂漠であった。砂漠を奥へ進むと倒れている小人の王たちとその王たちを喰らうゲールの姿が。もはや自我が崩壊していたのか、ゲールはお嬢様の画の顔料となる暗い魂の血を求め、暗い魂の無い主人公へ襲い掛かる。


この時のゲールは深みの聖堂で会ったときや白霊の時と比べて明らかに体格が違う。

腹にはダークリングにも似た巨大な穴が見え、身体は巨躯というに相応しいものに成り果てている。また長い戦いで壊れたのか、纏う鎧の至る所が破損し、振るう処刑人の大剣は刀身は歪みきって欠けており、ゲールの記号こそ残っているもののまるで別人のよう。棚引く赤いボロマントと合わさって亡霊にも見える。


見た目からは想像も出来ない獣の如き俊敏さで大剣を力任せに振り回し、こちらを圧倒する強力なボス。ダークソウル3の中でも群を抜いて高い体力と攻撃力に加えて多彩な技を持ち、生半可な対策では攻撃は通らず防御の上から粉砕される。

巨躯で大剣を縦横無尽に振り回す為非常に範囲が広く、大盾ですら2発で崩されるスタミナ削りと一周目の時点で3発も耐えられない攻撃力は一切の油断を許さない。特にジャンプからの突き攻撃は掴み技扱いの為注意。


戦闘開始ムービーや荒々しい剣技はかつての狼騎士を髣髴とさせる。

HPを60%まで減らすと…




ああ、これが血か




「The blood of the dark soul ?」

     暗い魂の血か




Hand it Over. That Thing...



正気を僅かに取り戻したのか、あるいは強敵を前に奮い立ったのか。

その答えは分からぬまま、大剣は血と闇に染まりきり、ゲール自身も赤みがかったオーラを纏い第2形態となる。この状態からは攻撃がガラリと変わり、「動と力」の第1形態とは反対に「静と技」を重視したものになり、より多彩な攻撃を仕掛ける。

特徴的なのは剣での斬撃をなぞるようにオーラを纏った某魔王様の様なマントの攻撃が追従するようになる事。その為にボス戦のお供であった『惜別の涙』が機能し難くなり、過信すれば問答無用で潰される。

また1度に5つ投げる白教の輪や隙潰しや追撃のように放たれる連射クロスボウによる攻撃や、戦技「踏み込み」にも似た構えからの回転斬りと飛びかかり斬り、そして白サインの召喚のようなエフェクトと共にプレイヤーの至近距離に現れるなど、老練の技で確実に攻撃を重ねてくる。

大剣による攻撃もモーションが変化し、プレイヤーの大剣のモーションとよく似た薙ぎ払いや突き、振り下ろしや回転斬りなど多彩かつ的確なものとなっている。

「叩き斬る」と言わんばかりの重く多彩な斬撃と一拍遅れて軌跡を追うマント、遠距離であってもこちらを削るクロスボウ、投擲と帰還で2度も注意を払わねばならない輪は、どれほど慣れたプレイヤーであっても相応の集中力を要求される。



更に体力を40%まで減らすと第3形態へ移行。BGMも更なる盛り上がりを見せ、壮大だが終焉を感じさせる曲調へと変わる。

オーラをさらに色濃く纏った後に爆発するように赤黒い髑髏を放出し、大きく弧を描くように空を飛び、そこから抉るように大剣で斬り込んでくる。

この髑髏は着弾した地点に時間差で落雷が起こる為離れて戦いたいが、こちらを追尾する為ゲールの攻撃を躱していたらキルゾーンに………という事もある。

この形態からはさらに攻撃が激しくなり、先述の飛び上がり斬り込みと宙返り叩き付けが解禁される。宙返り叩き付けは構えからの大技の追撃として機能し、髑髏を放出しつつ叩き付け、バックステップしもう一度叩き付ける行動が追加される。大剣による通常斬撃をキャンセルするように叩き付けは振るわれ、更に単体でも使用する他2連続の叩き付けや、叩き付けから飛び上がり、連射クロスボウを上空から掃射して叩き付けに派生するなど、一つにも関わらず多彩な攻撃となっている。

この形態で追加される攻撃は出が素早く威力も高いが、避ければ大きな攻撃チャンスとなる捨て身でもあり、より慎重な対処が求められる。

ダメージを無視したかのような凄まじい捨て身の猛攻はこちらから余裕を奪い、一瞬の判断ミスが命取りとなる最後の激闘を生む。


獣の如き力任せの猛攻、老練の技による的確な攻撃、そして凄まじい捨て身の猛攻。

高い体力と攻撃力、多彩かつ強力なモーションによる油断を許さない死闘をもたらすゲールは、ダークソウルの終焉を飾るに相応しい最後の敵だと言えよう。


彼との死闘を征し撃破すると、そのソウルと暗い魂の血を入手する。

ソウルからは彼と最期まで共にあった大剣と連射クロスボウが練成可能で、双方とも平凡ながら戦技が個性的。クロスボウはピーキーだが、大剣はとても扱い易い。

そして暗い魂の血はアリアンデル絵画世界の礼拝堂2階にいるお嬢様に届ける事が出来る。


恐らく彼は小人の王の血を求めて輪の都へ向かったものの、肝心の王たちは血が既に枯れ果て、顔料を入手できないことを知り、彼らを喰らい自身に暗い魂の血を生じさせ、己を顔料にしようとしたのであろう。


使命を胸に旅立ち、そして最果てでその使命を完遂する『人間』──────灰の英雄である主人公と同一の道を辿り、しかし最後に正反対の結末に至ったゲール。彼は英雄ではなく、ただの人であったが故に。ダークソウルと不死人が始まりとなった物語は、同じくしてダークソウルと不死人によって幕を閉じる………


画家のお嬢様に暗い魂の血が渡り、彼女は新しい絵画を描き始める。

ダークソウル3のDLC2部作のストーリーはここに完結となる。




彷徨える奴隷騎士、赤頭巾のゲールは




絵画世界の顔料のため、暗い魂の血を求めた




だがゲールは、自らが英雄でないと知っていた




暗い魂は彼を侵し、帰ることはないだろうと




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