タグに関して
ココロの名称については複数の項目と重複するため、タグ付けをするときは「ココロ(ダリフラ)」と付けることを推奨します。
概要
CV:早見沙織
本名は『Code:556』。フトシとともにフランクス『ジェニスタ』に搭乗する。
おっとりした性格で、他が呼び捨てで呼び合うのに対し、彼女だけは「(男子)くん」「(女子)ちゃん」と敬称をつける(ミクのみ呼び捨て)。一方彼女もフトシとゾロメからはちゃん付けで、ミツルからはさん付けで呼ばれている。
心優しい性格だが、反面他人に強く出れなかったり相手を気遣いすぎて悩みを相談もできずに一人で抱え込んでしまうところがある。そのため結果的に自分勝手に見えてしまうような行動をとることも。
普段からミストルティン内の花壇に水やりをしており、そこで一人になろうとしていたミツルと遭遇したことから彼を何かと気に掛けるようになり、11話ではとうとうジェニスタのパートナーをフトシからミツルに交代させる。
フトシの心情や周囲の反応をふまえて補足すると、(試験的にとはいえ)交代してみたいと提案したのはココロ本人からであり、なぜそうしたかったのかについてフトシはおろか周囲にも話していない。また、フトシと事前にある約束をしていたのだが、目の前で反故にする形をとっている。
それもこれも全て『気にかかっていてどうしようもない』ミツルのためを思っての行動で、それがフトシの自身に対する思いへの裏切りになると重々承知の上での判断だった。ミツルが様々な場面で無理をするケースを目撃し、その都度寄り添おうと歩み寄っていたため、おそらくココロはフトシの思いや信念の本気さとミツルの今後の生死を天秤にかけたギリギリの状態で決断したと思われる。あるいは単純にミツルが気になっていただけか……(フトシのことを嫌っているわけではなく、むしろ彼の人となりをちゃんと理解している)
結果的に本人はフトシとの約束を破ったことを悔みながらも「自分はみんなが思うようないい子ではない」とミツルに告げた。
12話ではフトシとの関係は(彼が驚くほど心優しくまた度量のある対応をしたこともあって)だいぶ落ち着いており、『互いの本心を理解しあった親しい友人』に落ち着いたようだ。
頑なだったミツルも彼女と組んでから徐々に変わり始め、互いに影響を与え合える良きパートナーへと成長していった。
関連タグ
未来に残す希望(ネタバレ注意!)
13部隊の仲間たちと海にバカンスに行った日に、海辺の朽ち果てた街の病院の中で彼女は一冊の書物を発見していた。タイトルは『初めての出産』、人間の生殖と出産について記された本である。
この本を読み進め、彼女は生殖に関する知識を得ていた。生殖はパパたちからは教えられず、人間の進化のうちに捨て去られ、行為を禁じられた概念にも関わらず。
ある程度の理解を得た彼女は、人間の性別の差がただフランクスを動かすためのものではなく、生殖によって命を繋いでいくという生命の潮流そのものに起因することに辿り着いていた。
そして自分たちが長くない命ながらそうやって未来に命と希望を繋いでいけること、フランクスに乗って戦う以外の可能性があることに喜びを感じた彼女は、子供を作ることをパートナーであるミツルにも相談せずに真剣に考えていた。
(上記の通り花壇に水やりをする=命を育むことに関心があるという伏線は張られていた)
グランクレバスでの戦い以降、ミツルとの関係はパートナー以上へと発展していく。
無意識のキスから彼のことを異性として意識していることが明白になり、やがて子作りの欲求から彼に迫るようになる(ミツルは理解が追い付いていなかったのもあるが、あまりに純粋な思いは殆ど気迫に近く気圧されて呆然としていた)。
だが9'sの突然の訪問中に件の本を落としてしまい、パパの教えに背く彼女は9'αとナナに激しく糾弾されてしまう。
命を作るのは悪い事なのか、自分たちが未来を考えてはいけないのか―――
絶望に打ちひしがれる彼女の身体を、覚悟を決めたミツルは力強く抱きしめる。
そして、少年と少女は互いの身体を重ね合わせた。
ちなみにコードネームに直訳し足し算すると、326+556=882。
つまり計算の結果を語呂合わせすると『は(8)は(8)に(2)なる』、若しくは『パ(8)パ(8)に(2)なる』という組み合わせになる。
更にはミツルとココロが体を合わせた回が放送された日時はなんと母の日だった。
これ等が偶然かそれとも必然かは定かではない。