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概要
数世代前の魔王の邪悪な意図をもって造り出された魔剣。手にとった人間は狂気に駆られ、仲間すらも斬殺してしまう品である。
図鑑世界のほかの種類の剣と見分けのつかない意匠であり、気付かずに持ってしまうおそれもある。
その危険性から人間に親愛的な現在の魔王により各地で封印されているが、時間経過とともにそれらは弱まり、盗掘により社会に流出している。
現魔王からも警戒されたカースドソードであるが、彼女の影響で狂暴な魔物たちも人を愛する魔物娘に変化したように、殺戮の剣であったカースドソードも命を奪わない剣に変質している。
両者の変容はリンクしたものであるらしい。変化後のカースドソードの性質は、現在の魔物たちが使う「魔界銀」の武器と共通している。
斬られても肉体は傷つかず、魔力の部分にだけ傷がつく。そして痛みのかわりに熱い疼きがはしり、肉体には快楽に貫かれることによって起こる変化が生じる。
現在でも旧世代の魔王の力は残っており、手にした者に人外の力を与え、素人ですら強力な魔剣士に変えてしまう。
もたらす人斬りの欲求もそのままであり、カースドソード所持者は人間を見るさま斬りかかる。
斬られた人間が女性であった場合、その心身には魔物化現象が現れ、魔物娘と化す際の快楽は斬り付けた側にも伝わる。
こうしてその快楽を満たすべく、所持者による人間への襲撃は加速していくことになる。
この魔剣を所持し人斬りを行う人間の女性はいつしかそれと一体化し、彼女自身も「魔物娘としてのカースドソード」と化す。