ダイアノーガ(Dianoga)とは『スターウォーズ』シリーズ・エピソード4『新たなる希望』に登場する怪生物。
デススターのゴミ処理区画の場面に現れ、長い触手をルーク・スカイウォーカーの体に巻き付かせて下水の海に引きずり込んだ。
設定
惑星ヴォドランにある広大な湿地帯固有の原住生物。
非常に高い繁殖率、生命力、環境適応力から銀河系の至る所に生息範囲を広げている。
その外見や生態からガーベッジ・スクイッド(ゴミ・イカ)とも呼ばれる。
外見
剥き出しの胃袋のような巨大な口が付いた胴体から移動や捕食活動に使われる7本の触手と、
潜望鏡のように周囲を見渡す眼球の付いた触手が1本生えている。
大きさは3~10メートルほどだが、成長を続ければさらに巨大になる可能性もある。
繁殖能力
雌雄同体でゼリーのような卵を房状にして産み付け、卵から孵った幼体は互いに共食いを始める。
親にとっても幼体は食料でしかなく、生まれ墜ちたその日から同族が天敵となる厳しい環境に立たされ、最も強い個体が適者生存する。
生命力
汚染に強く極端な温度変化にも耐え、触手が失われてもすぐに生えてくるほどの生命力を持つが、個体の大きさによっては非戦闘員にあっさり駆除されてしまうほど弱い。
捕食対象
純金属以外のすべての有機物を捕食対象とする。
汚染に強い体を活かして腐敗した有機物などを主食とする。
生息範囲
大都市のゴミ処理施設や下水道、宇宙船や宇宙要塞のゴミ処理区画にいつのまにか棲みついている。
ダイアノーガのいない大型宇宙船は皆無とまで言われている。
構造物に損傷を与えることは滅多になく、同族の死骸すら含む腐食物の処理に一役買っているため、基本的には放置されている。
知能
高くはないがそれなりの知性があり、ゴミ圧縮機からも器用に逃れている。
危険な生物というイメージとは裏腹に非常に憶病で他の生物を積極的に襲うことはないが、極度に空腹な場合やパニックを起こした時は自衛のために攻撃をすることもある。